2004年10月5日
今日のインプラント:GBR
今日はインプラントを行うための骨の高さと幅がない症例であったためGBR法(骨増大法)を行いました。今日のGBR法は得に骨の高さも厚みも非常に少ない状態であったため困難な治療でした。
骨が少ない場合、インプラント前に骨を増大させる方法をステージド・アプローチと言います。また多少骨が存在しない状態で、インプラントと同時に骨の増大法を行うことをサイマルテイニアスアプローチと言います。
ステージド・アプローチは時間がかかります。
よく歯周病等で抜歯しなければならない状態であっても抜歯をためらい、放置する期間が長くなる方がいます。抜歯したくない気持ちはわかりますが、歯周病の治療を行わず、放置すると骨はどんどんと吸収し、いざ抜歯となった時にはインプラントは不可能もしくは非常に困難な状態になってしまいます。放置しておくことはどんな場合でも良くありません。
骨を再生(増大)させることは現在の歯科医学では一般的な治療になってきましたが、それには患者さんの苦痛と時間、費用がかかることになるだけではなく、治療自体も予知性の低いものとなります。
将来性を見据えた治療計画をたてることは重要なことです。
インプラントの杉山歯科医院