2004年11月26日
今日のインプラント
今日は上顎前歯部の抜歯即時インプラントです。
抜歯した直後にインプラントを埋入する方法です。
この治療法は診断が難しいところがありますが、非常に有効な方法です。
患者さんにとっては抜歯とインプラントが一度に行えるため麻酔の回数も1回ですみますし、治療自体も少なくなります。
また歯を支える骨にとっても有利にはたらきます。それは抜歯をすると歯を支えていた周囲の骨は吸収を始めます。この骨の外側の骨(頬側の骨のこと)は約1ヶ月で1/3程度吸収をしてしまうことがあります。骨が吸収してしまうとインプラントを埋入するための骨が吸収してしまうということなので、骨を再生させる治療法を行う可能性もでてきます。
抜歯即時埋入するとこの骨の吸収が起る前にできますので、有効な方法ということになります。
しかし、どんな場合にでもこの抜歯即時埋入が行えるということではありません。適応症があります。
インプラントの杉山歯科医院