今日のインプラント:ナローネックインプラント

今日は上顎に2本、下顎に2本のインプラント手術がありました。
今日はインプラントの埋入距離の話しをします。
通常インプラントとインプラントの間は3mm開けます。
(インプラントとインプラントの距離が3mmということです)
またインプラントと天然歯との間は2mm開けます。

通常、一般的に使用するインプラントの直径は4.1mmですので、
天然歯の間に2歯分の欠損が存在するとインプラントを埋入するために必要な幅(距離)は以下のようになります。
天然歯とインプラントとの距離2mm×2+インプラント同士の距離3mm+インプラントの直径4.1mm×2=15.2mmということになります。
つまり2歯欠損していた場合、その幅が15.2m以上ないと通常の幅のインプラントが埋入できないことになります。
本日のケースは欠損の長さ(距離)が14mmでしたので通常(直径4.1mm)のインプラントでは2本埋入するだけの幅がありません。
そこで通常よりも細いインプラントを使用することにしました。
この細いインプラントの直径は3.3mmです。
直径3.3mmのインプラントは1本単独では細く、強度に問題があるため使用することは少ないですが、通常の太さ(直径4.1mm)以上のインプラントと連結すれば問題はありません。

本日のケースも直径4.1mmのインプラントと直径3.3mmのインプラントとを連結することになります。

インプラントの杉山歯科医院