2006年10月16日
歯科大学でのインプラント治療:3
歯科大学でのインプラント治療:3
先日は大学でのインプラントの実情をお話しました。
今日はさらに深くお話します。
インプラント治療の流れはまず診査、次にインプラント埋入、最後に型を取り被せ物を装着します。
当たり前ですが、開業医はこの作業を通常1人(場合により数人のチームで行うこともあります)で行います。
しかし、大学は違うのです。
大学はいくつかの診療科に分かれています。
わかりやすく話しますとインプラントを埋入する科(一般的に口腔外科になります)と型を取る科(補綴科)が分かれているため1人で行うより複雑になります。
そうしたこともインプラントが普及するのに支障がでています。
学生に対する講議もどちらが行うのかという問題もでてきます。
また開業医であれば自分が興味があったり、行いたいことを自分の判断で学ぶこができますが、大きな組織になるとどういった講議を学生にするのかを決めるだけでも莫大な時間がかかります。
これも大学での学生に対する講議が遅れている原因になっています。
この3日わたる話しは大学病院がインプラント治療が遅れているという話しではありません。
教える(講議)ということからするとその組織の大きさから開業医と比較すると遅いということになります。
自ら勉強しないと新しい知識は得られないのです。
インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター