老化:10
前回は『活性酸素』は生体内の細胞を『酸化』させることにより細胞の正常機能を狂わせ動脈硬化、糖尿病、ガンや皮膚のシミやしわと言った病気を引き起こすことをお話しました。
また。
悪いやつです。
これが『活性酸素』の怖いところです。
今回はなぜ『活性酸素』が生じるのかをお話したいと思います。
それでは『活性酸素』はもともとこんな悪いやつだったのでしょうか?
本当は良いやつなのでは?
『活性酸素』がぐれて(極悪になったのには)しまったのには原因があります。
人間だってもともと悪い人はいないですよね(?)
なにか問題があったのかもしれません。
『活性酸素』の生い立ちをお話します。
まず『活性酸素』が悪になったのにはその食生活に問題がありました。
『食品添加物』でした。
『食品添加物』は体内に吸収された後、肝臓で解毒されますが、この過程で『活性酸素』が発生します。そして肝臓を攻撃、肝機能障害などの原因になります。
今『食育』ということが大切であると言われています。
小さい頃から『食』について学ばせることが大切であるということです。
ちょっと話はずれちゃいまいたが…
次にお酒、タバコです。
不良になる2大要素ですよね。
小さい頃はそんなことに憧れるものです。
アルコールは体内に吸収されると異物として肝臓で解毒され、『活性酸素』が発生します。
ただし、お酒がダメということではありません。飲み過ぎはダメです。
また喫煙ですが、肺にタールやニコチンが入ると、体内の免疫システムがはたらいて、肺に『活性酸素』を吹きかけて攻撃しようとし、肺の組織をどんどん破壊してしまいます。
喫煙は絶対にダメです。
次にストレスです。
ストレスを感じると体内で副腎皮質ホルモンが分泌されます。『活性酸素』はホルモンが分泌される過程、分解される過程で発生します。
ストレスは何事にも悪いのです。
次に環境の悪さです。
都会のように空気が汚染されているところです。これは先程のタバコと同じです。
次に急な運動です。
急激に激しい運動をすると通常よりも多量の酸素を取り込むことになります。
また必要なエネルギーも一気に増えるため『活性酸素』が増えやすくなります。
そのため継続して行うことが必要ですし、年齢をとってから運動を始める場合にはあまり激しい運動ではなくウォーキングのような軽い運動が良いとされています。
それ以外には紫外線もそうです。
シミやソバカス、しわは『活性酸素』が原因になっているのです。
日にあたりすぎるのも問題ですね。
極悪『活性酸素』4兄弟はもともと悪いやつではなかったのです。
グレてしまったのには、悪い食生活、喫煙、ストレス、紫外線等いろいろあったのです。
逆を言えば、そうしたことをしなければ極悪にはならなかったのでは?
次回は『極悪活性酸素4兄弟』が起こす病気についてお話します。
インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター