歯周病のついて:3
昨日と今日(3/31、4/1)は勉強会のため院長は休みです。
病院は通常どうり診療しています。
今日はこれから勉強会に出るところです。
いつもよりちょと早めの朝7:20です。(終わるのは夜になります)
勉強会の会場は浅草です。(大船からですとちょっと遠い…)
がんばろう。
それでは今日は昨日と同様に歯周病についてです。
歯周病のついて:3
昨日は歯周ポケット内部に侵入してきた汚れ(歯周病細菌)を退治しようと血液の成分である好中球が集まり、戦うとういう話しをしました。
今日はその続きです。
歯と歯肉はシャーピー線維と言われるものでくっついています。
この線維は歯と歯肉をしっかりと結んでいるものです。
歯肉の内部に侵入してきた歯周病細菌はこの線維を破壊します。
シャーピー線維が破壊されると歯周ポケットはさらに深くなっていきます。
この時、腫れもでてきている状態です。
内部に侵入してきた歯周病細菌は汚れの塊です。
この汚れの塊は歯の根にべったりとへばりつきます。
この歯の根にくっついた歯周病細菌の塊である汚れを『歯肉縁下歯石』と言います。
歯肉縁下歯石の内部に生存する歯周病細菌は歯の根の中にも侵入していきます。
また後日お話しします歯周炎の治療の一つがこの歯の根に付着した汚れの塊の除去です。
この歯肉縁下歯石は取除くのが非常に大変です。
歯肉の深い中に存在しますのでもちろん歯ブラシでは取れません。
こうなると歯周病専門の治療が必要になってきます。
早い段階で歯肉縁下歯石を除去できれば大きな問題にはなりませんが、歯周ポケットの深い部分に侵入すると中々取除くのは困難になります。
また歯を支えている骨まで溶かしてしまうのです。
現在歯肉が腫れている、出血があるという方はすでに歯周病になっているのでできるかぎり早期に治療を開始する必要性があります。
どの程度進行しているかは歯周ポケット検査とレントゲン撮影を行えばわかります。
歯周ポケット検査で深さが5mm以上あればすでに歯周病です。
また明日もこの続きです。
インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター