インプラント 歯周病 専門医のブログ:良い歯医者の見つけ方:その5
良い歯医者の見つけ方:その5
今日もいい天気ですね。
さて今日は『良い歯医者の見つけ方:その5』になります。
ここまで
根管治療を丁寧に行っている歯科』、
『歯周病の治療をきちんと行っている歯科』、
『手術環境がきちんと整っている歯科』
はお勧めの歯科医院であることをお話しました。
今日はさらに追加したいと思います。
『治療計画著がきちんと作られているのは良い歯科医院』という話です。
歯科医院にて治療計画書をもらったことはありますか?
治療計画書とは
1 検査の結果
2 治療の診断(名)
3 検査の説明(状態の概要)
4 治療方法
(どんな治療方法があるのか、治療方法の選択)
5 治療期間(治療回数)
6 治療費
7 保証
等です。
虫歯1本の場合には、このような細かい治療計画はないかと思いますが、
多数の治療が必要で処置が口腔内全体になるような場合、
歯周病治療等で治療期間が長い場合、
インプラントや審美歯科等で治療の費用がかかる場合
等は
どうしても治療計画が必要です。
患者様にとっても上記の1〜7のようなことは当然知りたいことです。
また歯科医師側にとっても治療計画をきちんとたて書面で保存しておくことは非常に大切なことです。
でもこの治療計画を作製するのは結構大変なのです。
私も毎日治療計画をたてているのですが、
多い日で1日5〜6時間はこの治療計画の作製に時間がかかります。
少ない日でも2時間以上は治療計画の作成を行っています。
新規の患者様が多かった時には
1日の半分は治療計画作成の時間になります。
特に複雑な症例ではまず資料をまとめることにかなりの時間がかかります。
例えば、噛み合わせの問題があると思われた場合、
歯型を取り、患者様の噛み合わせを再現するために
『咬合器』という装置にその歯型を装着します。
これにより患者様個人の噛み合わせが再現できるのです。
そして再現された咬合器上の患者様の模型で問題点を見つけたり、
治療の方針をたてるのです。
実際に行ってみると結構大変です。
また撮影したレントゲンはコンピューター処理を行い、
コンピューター上で治療のシュミレーションを行います。
特にCT撮影を行った場合には3次元のレントゲンシュミレーションを行います。
こうした治療のシュミレーションは
例えば、インプラント治療をご希望の場合には
インプラントシュミレーションとして患者様にもプリントアウトしたものをお渡ししています。
また治療が口腔内全体になるような場合には検査として
お口の中の写真(通常の “風景” 等を撮るようなデジタルカメラで行います)
を治療の前(初診時)や治療途中、治療後にも撮影します。
特に初診時の口腔内の写真は大切です。
治療が進むと最初(初診時)の状態は分からなくなってみしまいます。
元々どのような状態であったのか?
噛み合わせはどうだったのか?
歯肉の状態はどうであったのか?
が治療が進むと分からなくなってしまいます。
また複雑(難しい)なケースの場合、
1人の歯科医師が全て担当するのではなく、
できるかぎり多くの歯科医師が治療計画に携わります。
1人の歯科医師の考えでは正確な治療計画にはならないかもしれないからです。
1人の症例に対し、できるかぎり多くの歯科医師でディスカッションすることにより、
治療計画の片寄りをなくすことができます。
口腔内写真はそうしたためにも必要なのです。
また治療途中での写真は治療を進めていく中で、
再度検討する資料として大切なものです。
話は長くなりましたが、
患者様1人、1人の治療を行うためには
その裏でかなりの時間がかかっているのです、
またこうした治療計画がなければ、治療はうまく進みません。
また治療が複雑なケースや時間(期間)がかかる場合、
口腔内全体的な治療の場合には、
診療を受ける患者様にとっても適切な治療計画がないと不安なものです。
まず先にあったような(1〜7)治療計画書をもらう必要性があります。
徹底した検査と治療計画書がある歯科医院は良い歯科医院の一つだと思います。
それでは今日はこれで終わりです。
これからインプラント手術なので…
今日は午前1件、午後2件のインプラント手術があります。
明日もこの続きです。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医
神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。