インプラント 歯周病 専門医のブログ: CT撮影の必要性(安心してインプラント治療を行うために)その3
今朝はさほど雨は強くないですが、午後には台風が上陸するかもしれないということです。
大きな被害がでなければいいのですが…
昨日も台風の影響で雨が強かったのですが、多少のキャンセルはありましたが、かなり混んでいました。
今日は昨日より雨、風が強くなるようなので、来院予定の患者様は無理をされないでいただきたいと思います。
さて今日も続きの話です。
『CT撮影の必要性(安心してインプラント治療を行うために)その3』になります。
昨日は『CT撮影』により『立体的』で『輪切り』状態のレントゲン情報を得ることができることを書きました。
『CT撮影』ではインプラント治療においてさらに重要な情報を得ることができます。
その一つが『骨密度』です。
簡単に言えば、『骨の硬さ』です。
インプラントは骨に中にチタンでできたものを埋め込む治療です。
これは骨折した部位をチタンのプレートで固定するのと同じです。
骨には『硬い骨』と『柔らかい骨』があります。
『どちらの骨がインプラントに適しているか?』
ということは難しいことですが、
『硬い骨』と『柔らかい骨』のそれぞれの特徴をお話します。
基本的に『硬い骨』はインプラントにとっては良いことです。
それはインプラントの安定が良いからです。
良く患者様にお話する『例え』は
インプラントは家を建てるための基礎の『柱』で、骨は柱が立つ、『土』です。
やはり、硬いしっかりとした『土』の上に柱を打ち込みたいですよね。
基本的にはインプラントもそうです。
『CT撮影』ではこのような『骨密度』の情報を得ることができます。
インプラントを行う際には骨の硬さがインプラントの治癒を大きく左右します。
上顎の骨は多くの場合軟らかいことが多く、インプラントの安定には適しているとは言えません。
しかし、軟らかい骨の方が血液の循環が良いことが多く、治りとしては良いということになります。
一方下顎は骨の質としては硬く、インプラント埋入直後の安定は良いのですが、硬い骨は血液の循環が悪いことがあり、治癒としては良くない場合があります。
しかし、硬いといってもその差はあり、非常に硬い骨でなければ得に問題は起りません。
『CT撮影』ではこの骨の状態を1ミリ以下の範囲で評価することが可能になります。
これは通常のレントゲン撮影では絶対に得ることのできない情報です。
骨の状態が悪いインプラント治療を行う際には大変役立つ情報です。
それではまた明日!
台風がそれてくれればいいですね。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医
神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。