遺伝子検査

6/23(月曜日)です。

今日は、『遺伝子検査』の話になります。

遺伝子検査?
聞き慣れない言葉ですね。

遺伝子検査を行うことにより、生活習慣病 のかかりやすさが わかります。

生活習慣病と聞くと
偏った食生活、運動、喫煙が一般的に考えられますが、こうしたことに加えて
『遺伝子』が大きくかかわっていることが分かっています。

『遺伝子』の関わりは、さまざまですが、20〜70%の関与があるとされています。

つまり、事前に『遺伝子』が分かっていれば、将来的にかかりやすい病気が分かるということです。

つまり、『遺伝子検査』により、どういった生活習慣病にかかりやすいかどうかを知ることで、予防に取り組むことができます。

『遺伝子検査』とは、ご自身の病気を事前に察知するための検査方法なのです。

それでは、この『遺伝子検査』によりどのようなリスクがわかるのでしょうか?

糖尿病、肥満、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞… 等です。

このような『遺伝子検査』は、実際に行われています。

しかも簡単なものです。

わずかな採血や唾液の採取のみでも行えます。

また、遺伝子は、一生変わりませんので、検査項目が同じであれば、生涯に何度も行う必要性はありません。

当医院では、現在『遺伝子検査』は行っておりませんが、
実施している医院もあります。
(現在、導入を検討中ですが…)

以下を参考にして下さい。

  ・G&Gサイエンス 株式会社

次回のブログは6/26(木曜日)になります。
次回から新しいテーマになります。
『ブリッジ、インプラントの平均寿命は?』です。
どれくらい保つのか? という話です。
5回のシリーズでお伝えする予定です。

今週(6/20〜22)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。
それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

骨の状態が悪く、高度の骨吸収を起こしていた患者様です。

今回行った場所とは違いますが、当初予定していた下顎奥歯には、インプラントはできませんでした。
骨が非常に吸収していたためです。

CT撮影を行った結果、下顎にある『下歯槽神経』までの距離が約6ミリしか存在しないケースでした。

インプラント と 神経の距離は、約2〜4ミリ程度ないといけません。
2ミリ以上近づくと神経麻痺が起る可能性があります。
これは、解剖学的なこと等から多くの論文で報告されている距離です。

ただし、インプラントと下歯槽神経の十分安全な距離となると約4ミリです。

そのため、下顎にインプラントを行うためには、4ミリ(神経までの距離)+インプラントの長さが必要です。

インプラントの長さは、
短いもので約6ミリ、
長いもので、16ミリ程度です。
もちろん長いインプラントの方が安定が良く、適しています。

ただし、数本のインプラントを埋入する場合には、短いインプラント と 長いインプラントを組み合わせ、連結することで強度を得ることができます。

しかし、短いインプラントを1本のみ 埋入する場合や、
数本埋入しても、全て短いインプラントだった場合には、インプラントの安定は悪く、適していません。

さて、今回の患者様の話に戻ります。
CT撮影を行った結果、下顎にある『下歯槽神経』までの距離が約6ミリしか存在しなかったため、
安全とされるインプラントの先端 と 神経の距離 4ミリを引くと、
残りは、2ミリしかありません。
これでは、どんなに短いインプラントでも できないことになります。

このため、最初予定していた部位には、インプラントの埋入はできなかったのです。

しかし、こうした場合、絶対にインプラントができないかと言いますと、
そうではありません。
状況によっては、骨の高さを増大(増やす)治療(GBR法)を行えば、可能なこともあります。
しかし、当初予定していた部位は、GBR法を行っても難しい状況でした。

そのため、同部位は、ブリッジとし、他の欠損部位のみをインプラントを行うことになりました。

今回は、そのできなかった部位以外のインプラント治療でした。
インプラントが可能な部位は、歯を削るブリッジよりも適している点が多いため、インプラントを選択しました。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント   ( I.T.Iインプラント)   SLAタイプでした。

骨幅が少ないため、インプラント埋入と同時に骨の幅を増大(再生)するGBR法を行いました。

手術時間は、GBR法を併用したため、約15分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、
約2〜3ヶ月後に型を取り、
3. 型取りの後、 約10日で完成した被せ物を装着し、完了です。

治療費
今回の手術費用(インプラント埋入)は、21万円(税込)になります。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。