歯科治療と金属アレルギー:その5

12/4(木曜日)です。
今日も前回の続きで、『歯科治療と金属アレルギー:その5』になります。

『安全性の高い歯科治療は?:金属アレルギーの治療』

金属アレルギーの治療は、以下のように行います。

1 まず、金属アレルギーの原因を検査することです。
  
  これは、前回までの『金属アレルギー検査』の項目で解説しました
  『パッチテスト』
  『リンパ球幼弱化テスト』
  『金属含有レベルテスト』
  『毛髪ミネラル検査』
  等です。

2 次に 金属の被せ物 や 詰め物 を撤去することになります。
  
  金属アレルギー検査で問題のない金属に変更することも考えられます。
  『金』『プラチナ』はアレルギーが起きにくい金属です。
  しかし、稀ではありますが、『金』や『プラチナ』にも反応する方もいら
  っしゃいます。
  そのため、金属をまったく使用しない治療が最も安全性が高いと言えます。
  『アマルガム』等の詰め物は撤去し、『レジン』といわれる白色の樹脂を
  詰めたり、型を取り『セラミック』『ハブリッドセラミック』をつける
  治療を行います。
  『レジン』『セラミック』『ハブリッドセラミック』ともに白い素材
  ですので、審美的にも優れていますし、『レジン』の場合には
  保険も適応されます。
  (3割負担の場合1.000円程度で行えます)

  次に、クラウン(歯を全体的に削って被せる治療)治療 や
  ブリッジ(欠損部分の前後の歯を削り、連結した被せ物を行う治療)の場
  合には、型を取り『オールセラミック』という被せ物を行うことになりま
  す。
  『オールセラミック』『セラミック』は違います。
  通常『セラミック』と言われている物は、表面はセラミックでできていま
  すが、内部は金属で作製されています。
  これは『セラミック』作製方法をお話すると分かるかと思います。
  まず、歯型を取ってできた模型上で、金属のフレーム(枠組み)を作製し
  ます。
  その後、金属のフレーム(枠組み)セラミックを焼き付けて完成です。
  そのため、見えない内側は金属でできているのです。
  金属のフレーム(枠組み)を作製する理由は、
  セラミックのみでは強度不足になり、破折してしまうからです。
  そこで、セラミックの欠点を克服すべく近年、金属以上の強度をもった
  セラミックが開発されました。
  『ジルコニア』オールセラミッククラウンです。

  この詳細は以下を参考にして下さい。 
    ・『ジルコニア』オールセラミッククラウン

次回もこの続きになります。

次回のブログは12/8(月曜日)になります。
次回のテーマは、『歯科治療と金属アレルギー:その6』です。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。