インプラント手術報告(舌の大きさについて)
6/1(月曜日)です。
今日は、インプラント手術報告を中心にお話をしたいと思います。
今週(5/29〜31)のインプラント手術報告
今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
それでは、今週のインプラント手術の中から上下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。
インプラント手術時間は、骨吸収の程度 や インプラントの埋入本数 により大きく変わってきます。
例えば、骨の吸収がなく、インプラントの埋入本数も1本であれば、
麻酔時間を除けば、インプラントを埋込むだけであれば、手術時間は、5分程度です。
しかし、骨吸収が非常に大きい場合には、骨の増大治療(GBR法)等が必要になりますので、1本のみでも20〜30分かかることもあります。
手術時間が長ければ、それだけ、治療を受ける患者様は、長く口を開けていなければならないため 大変ですし、術後腫れる可能性も高くなります。
しかし、手術時間は、こうした 骨の吸収程度 や 埋入本数 以外の問題もあります。
・『 舌 の大きさ』
・『開口量』
・『口の大きさ』
です。
こうした話を書くことはあまりありませんが、今日は、上記についてお話したいと思います。
今日ご紹介する症例の患者様は、ものすごく舌が大きい方です。
『舌の大きさは、そんなに個人差があるの?』
と思われるかもしれません。
実は、舌の大きさには、かなりの個人差があるのです!
どの程度大きいか ということですが、
力のぬいて、楽にすると『舌』が下顎の歯の上を覆ってしまいます。
通常、舌の大きさは、下顎の歯の内側に位置するものです。
下顎の歯列より小さいものです。
しかし、舌が大きい方は、歯の上まで覆ってしまうくらいです。
口を開けると舌しか見えない状況です。(歯の上に舌が覆っているためです)
こうなると治療は大変です。
特に奥歯を治療する場合には、大変です。
また、今回の症例の患者様は、舌の厚みも ものすごく厚みがある方でした。
そして、治療部位は、下顎の左右奥歯です。
かなり治療は大変です。
治療に際しては、静脈内鎮静法という麻酔方法で行いました。
この麻酔は、寝てる間に治療が行えますので、
治療に対して、ご不安があったり、インプラントの埋入本数が多かったり、
手術時間が長くかかる と思われる場合には適した麻酔方法です。
手術中は、眠っている状態ですから…
さて話は、症例に戻ります。
患者様は、静脈内鎮静法で寝ているのですが、
『動くんです。』
静脈内鎮静法は、夜間就寝している状態と思って下さい。
就寝中ですから、寝返りをすることもあります。
静脈内鎮静法の場合、完全に寝ているのではありません。
私達が声をかければ、患者様は、反応します。
しかし、治療のことは覚えていないのです。
治療中は、声をかけたりすれば反応すうが、覚えていない
という程度の麻酔がちょうと良いのです。
しかし、今回の症例では、患者様は、かなり動くのです。
私の臨床経験の中でも最も動きが大きかった患者様です。
舌も大きい!
舌の厚みもある!
治療部位は、下顎の奥歯!
治療中に患者様が動いてしまう!
といったことから
治療には、時間がかかりました。
骨の状態等以外でもこのようなことが 手術を大変にするのです。
具体的な手術時間としては、もし治療がしやすかった場合と比較すると
3倍程度の時間がかかりました。
それでも『舌の問題』は、まだまだ大変な方ではありません。
最大に問題となるのは、開口量です。
口の開かない患者様の治療(特に奥歯の治療)は、大変です。
歯科治療で使用する器具が入らないのですから…
次回のブログは6/4(木曜日)になります。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医
神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 、 サイナスリフト、 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例、 無料相談コーナーもあります。