インプラントブリッジ
8/13(木曜日)です。
今日は、お盆休み中の人がほとんどだと思います。
当医院も8/17(月)まで休診です。
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今日から始まる新しいテーマです。
『歯が多数欠損している場合、何本のインプラントが必要なのでしょうか?』
という話です。
例えば、下顎の奥歯に歯が4歯ないとします(欠損しているとします)。
何本のインプラントが必要なのでしょうか?
骨がしっかりしていて、長いインプラントが埋入できれば、2本のインプラントで問題ありません。
4歯欠損に2本のインプラントを埋入し、4歯分の歯を作製します。
これは、下顎の奥歯に対してです。
同じように上顎の奥歯に4歯分の欠損があったとします。
骨の状態が良く、長いインプラントが埋入できたとします。
この場合も2本のインプラントで大丈夫なのでしょうか?
大丈夫な場合もありますが、2本では心配なケースもあります。
3本は、必要なことが多いのが実情です。
なぜ上顎と下顎ではこのような差があるのでしょうか?
その理由として、骨の硬さがあります。
上顎の方が骨が軟らかいのです。
例えとして、地面に建物を建てるための クイを埋込むとします。
柔らかい沼地のような地面より、硬い地面の方が 打ち付けたクイが安定するのは、当然のことです。
顎の骨も同様で、骨の硬い下顎の方が安定性が良いのです。
また、部位によっても違います。
下顎の前歯部(前歯)が6本欠損しているとします。
骨吸収がなく、長いインプラントが埋入できれば、
2本のインプラントで6歯分を支えるブリッジでも可能なことがあります。
それでは、歯が1本もない方の場合はどうでしょうか?
歯は、片顎(上下顎別)で14歯存在します。
14歯分の歯を作製する場合には、何本のインプラントが必要なのでしょうか?
もちろん 骨の吸収状態によって違いますが、
6〜8本のインプラントを埋込むことが可能であれば、14歯分の歯を作製することが可能です。
(骨の吸収が大きくなく、ある程度の長さのインプラントが埋入できた場合です)
状況によっては、無歯顎の人でも 4本のインプラントを埋込み、固定式のブリッジにすうことも可能です。
All-on4 と言われる治療方法です。
これは、ポルトガルのドクター・マロによって開発された治療方法であり、世界中で応用されている
確率された治療法です。
上記のようにインプラントの埋入本数が少なければ、治療も簡単になりますし、
なにより治療費が安くてすみます。
しかし、上記のような 少ないインプラントの本数でのブリッジに共通して言えることは、
骨吸収がさほどなく、長いインプラントを埋込むことが可能ということです。
短いインプラントしか埋込むことができない場合には、難しい治療です。
当然のことながら 短いインプラントは、安定性が少ないため、
噛む力に耐えきることができないのです。
しかし、少ないインプラントの本数でも条件さえ合えば、十分安定した 将来性の高い治療が可能になります。
インプラントの埋入本数というのは、骨の状態や噛み合わせ等に大きく左右されます。
そのため、単の歯のない数だけで、必要なインプラントの本数は決まりません。
また、使用するインプラントの種類(メーカー)によっても
必要なインプラントの本数が違うこともあります。
また、治療を行う歯科医師の考え方によっても違います。
1欠損に必ず、1本のインプラントを埋込むことが必要と考えている歯科医師がいるのも事実です。
こうした考えをもっている歯科医師の場合、
歯が1本もない(14歯欠損)場合には、14本のインプラントが必要となるのです。
もっとすごい考え方の歯科医師もいます。
下顎の奥歯の天然歯は、1つの歯に対して、2本の根が存在します。
2本の根っこで1歯分の歯を支えているのです。
ちなみに前歯は、1つの歯に対し、1つの根しかありません。
奥歯は、噛む力が強いので、支える根の数が多くできている というものです。
このような考えを元に、下顎の奥歯にインプラントを埋込む場合には、
天然歯の根の形態を考え、2本のインプラントを埋入し、1歯分の歯を作製した方が良い
という考えをもった歯科医師がいるのも事実です。
そのため、歯が1本もない(14歯欠損)場合に、16本ものインプラントを埋込む
という考えの歯科医師もいます。
ずいぶん差がありますよね。
歯が1本もない(14歯欠損)場合に、
4本のインプラントでブリッジという考えもあれば、
16本のインプラントが必要と考えている人もいます。
それでは、実情は、どうなのでしょうか?
次回その答えについて解説します。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医
神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 、 サイナスリフト、 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例、 無料相談コーナーもあります。