最新インプラント症例:144回目
2012年 6月14日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『144回目のインプラント症例』になります。
さて 本日の症例は、再アップケースですが、非常によくある症例です。
インプラント治療としては 非常に簡単なケースになりますが、2症例紹介します。
2症例とも歯がなくなった(ダメになった)原因が同じであり、
部位だけが違う症例です。
いつも このブログで紹介する症例は
骨吸収が大きかったり、
欠損部位が多かったり、
難しいケースが多いのですが、
本日は非常にシンプルな症例です。
しかし、ダメになった理由が歯科治療の基本とも言える内容ですのでご紹介したいと思います。
それでは 始めに歯がダメ(抜歯)になった原因を説明します。
歯根破折 です。
このブログでも頻繁に紹介することです。
始めてこのブログを読まれる方のために
簡単に神経のない歯について解説します。
神経のない歯は もろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に”木”に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。
インプラント治療をご希望されて来院される方の原因として
多いことの一つが歯根破折 です。
神経のない歯は、歯根破折 を起こすだけではありません。
神経がないということは、もし 虫歯になっても
熱い!、
冷たい!
というような症状が起こりません。
そのため、気がついた時には虫歯が大きく進行していることが多く、
治療が不可能な状態になっていることがあります。
また、神経のない歯は 多くの場合、被せ物が行ってあります。
セラミックの被せ物であることもありますし、
金属製の被せ物の場合もあります。
ブリッジの場合もあります。
こうした被せ物は、どんなに精密に作製されていても
かならず、若干の段差や隙間があります。
歯を削り、被せるわけですから
被せ物と削った歯との境目がまったく存在しないということはありません。
もちろん目でみて隙間があるということではありませんが、
細菌(虫歯細菌)が侵入するには十分な隙間が存在するのです。
この被せ物と歯の隙間から細菌が侵入するために
被せ物の内部が虫歯になってしまうのです。
先程説明しましたように 被せ物を行っている歯の多くは 神経がない歯ですから、被せ物の中で虫歯になっても痛みが起こらないため、
気がついた時には 問題が大きくなっていしまっています。
これが、神経がない歯の恐ろしさです。
前置きが長くなってしまいましたが、
まず1症例目になります。
以下が初診時です。
上顎前歯部の被せ物が取れて、他歯科医院で診断してもらったところ
歯根破折 を起こしており、抜歯しか方法がないと言われ、なにか方法はないかと考え、当医院を受診した方です。
当医院でもレントゲン等の診査を行った結果、
最初に受診した歯科医院と同様の診断で、
歯根破折 でした。
この歯根破折 した歯は抜歯になります。
抜歯しか方法がないのです。
ここで一番考えなければいけないのが、
歯根破折 した原因です。
ここで この患者様の口腔内全体を見てみましょう!
以下のレントゲン写真の赤丸は神経がない歯です。
ほとんどの歯が神経がありません。
今後が本当に心配な方です。
抜歯後の治療方針として患者様はインプ
ラント治療をご希望されました。
本日は治療の内容ということがテーマではないので
次のレントゲンは治療終了後になります。
この症例のまとめは後で解説します。
使用したインプラントはアンキロス インプラント です。
右下の奥歯が 数年前から腫れて、膿みも出ているため、
他歯科医院を受診したところ
抜歯と言われ、当医院を受診された方です。
診査の結果、下顎右側の奥から3番目の歯は歯根破折 していました。
この歯は なぜ歯根破折 したのでしょうか?
この患者様の他の歯の状態を見てみましょう!
以下の赤丸は神経がない歯です。
奥歯のほとんどが神経がありません。
以下が治療終了後です。
使用したインプラントはストローマンインプラント(ITIインプラント) です。
今回ご紹介した症例は、特別治療が難しかったケースではありません。
2症例に共通することとして、
神経のない歯が非常に多い!
ということです。
そのため、今回の治療で全てが解決したということではありません。
今回の治療終了後にも神経のない歯の問題を抱えることになります。
もし、神経を取らなければ、今回のような結果にはならなかったはずです。
神経があれば、抜歯することもなかったかもしれません。
抜歯しなければ、治療費もかからなかったことになります。
もちろん通院にかかる時間も無駄にならなかったのです。
神経があれば…
悔やんでも 悔やみきれない のです。
今回のテーマから重要なことが分かります。
可能なかぎり 神経を取らないことが重要であるということです。
神経を取った歯は、確実に寿命が短くなります。
悪くなったら歯科医院を受診するのではなく、
悪くなる前に歯科医院を受診し、
予防につとめることが重要なのです。
次回のブログは6/21(木)になります。
治療費
インプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。
インプラント 1本 168.000円(消費税込)
被せ物(白い歯) 1歯 105.000円(消費税込)〜
合計 273.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になりますので、
合計 241.500円(消費税込)
になります。
当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法) 、
OAM(大口式)インプラントシステム 、
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合) 、
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。
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インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。
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そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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詳細は以下をご覧になって下さい。
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当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医
神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 、 サイナスリフト、 審美インプラント等の難症例も行います。
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