強度を重要視したジルコニア症例

2018年11月21日(水曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科  オールセラミック/ジルコニア/金属アレルギー専門サイト」です。

今日のテーマは、強度を重要視したジルコニア症例になります。

最近ジルコニアを使用した治療が非常に増えています。
ジルコニアとは、金属を一切使用しないオールセラミックのことです。

以前まで一般的に歯科治療として使用されていたセラミックという素材は、
表面は白い色のセラミックですが、
内部には金属が使用されていました。

正式名称は、
陶材焼付鋳造冠(とうざいやきつけちゅうぞうかん)と言います。
我々はメタルボンドと言います。

セラミックだけでは強度がないので
金属製のフレームの上に
瀬戸物(セラミック)を焼き付けてくっつけて作成されます。

50年、60年、もっと長い間歯科で使用されてきた材料です。

この陶材焼付鋳造冠(メタルボンド)は今でも使用されている材料ですが、
年々その使用頻度は少なくなってきています。

それには様々な理由がありますが、
臨床的な問題として、
セラミック部分が破損することがあります。

例えば、
インプラントの被せ物にセラミックを使用した場合、
奥歯では、10年間で約10%が破損すると言われています。

そうした破損という問題があるため、
以前より破損がしない もしくは 破損がしにくい素材が求められていました。

高強度の素材です。

それがジルコニアです。
ジルコニアを100%使用した素材は、非常に高い強度であり、
破損する確率が格段に下がりました。

高い強度もあり、現在は奥歯のような強度を求める部位では
ジルコニアが多様されるようになってきました。

本日の症例もジルコニアのケースを紹介します。

まず初診時の口腔内から見ていきましょう。

上顎の左右の奥歯には金属製の被せ物が装着されています。

下顎右側の奥歯は欠損しています。

下顎の左側の奥歯にも金属製の被せ物が装着されています。

下顎右側の欠損部には、
インプラント治療を行い、
被せ物の素材は、高強度のあるジルコニアを選択しました。
破損を避けるためです。

破損しない素材としては、
インプラントの被せ物にも金属製を使用することも考えられますが、
患者様は金属製の被せ物は避けたいとの希望があったためです。

現実的には
金属製の被せ物をご希望される方は少ないです。

下顎左側の奥歯は、歯自体がダメになっていたため、抜歯し、
右側と同様にインプラント治療を行うことになりました。

以下が現在の状態です。

上顎左側の奥歯はまだ治療中であり、
また金属製の被せ物が装着されていますが、
他の奥歯はジルコニアで治療してあります。

このようにジルコニアを使用することが本当に多くなってきました。

特にインプラントの被せ物では、
奥歯はかなりの確率でジルコニアになっています。

治療費用

オールセラミック(e.max エンプレス 等)
1歯 54.000円(消費税込)

ジルコニアオールセラミック
1歯 86.400円(消費税込)〜


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