金属アレルギー治療の最前線:金属アレルギー症例
2015年 7月13日(月曜日)です。
このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。
始めに夏期休診の案内です。
8月12日(水曜日)〜17日(月曜日)まで休診となります。
今日のテーマは
『金属アレルギー治療の最前線:金属アレルギー症例』になります。
再アップケースです。
本日は、症例(ビフォーアフター )報告です。
患者様は金属アレルギーのため、
口腔内金属を全て撤去し、オールセラミック治療を行いたいとのことで来院しました。
上下顎 左右側 ともに 多くの歯で金属製の詰め物や被せ物が装着してあります。
奥歯のみが噛み合っており、上下顎の前歯が噛み合っていないオープンバイトという状態です。
上顎右側の奥から4番目の歯は、白い状態に見えますが、これは仮歯のままです。
治療計画
まず下顎です。
小さい金属製の詰め物は、
コンポジットレジン(CR)●印
という樹脂を詰める治療を行う計画を立てました。
コンポジットレジン(CR)の利点は、
1.保険が適応されますので患者様の治療費負担は少ない治療法です。
2.1回の治療で終了できます。
3.基本的に金属を撤去するだけなので、歯を必要以上に削る必要はありません。
*大きさにより違いますが 3割負担の方で約1.000円です
*2014年保険診療計算で初診料やレントゲン等の検査は含まれません
*噛み合わせ等によりCRが適応されない方もいらっしゃいます
コンポジットレジン(CR)の欠点は、
1.強度は比較的弱いので、上下顎がしっかりと噛む場所では不適です。
2.また、金属部分が大きい部位でも不適です。
3.セラミックと比較すると変色を起こします。
次に上顎です。
オープンバイト(前歯は噛み合ずに奥歯のみが噛み合っている)のため、
強度を重要視して金属部分撤去後は、
全てオールセラミック治療を行う計画を立てました。
●印はオールセラミックの部分的な詰め物、
●印は全体的に被せるオールセラミックです。
治療経過です。
下顎左側の奥歯です。
コンポジットレジン(CR)による治療です。
健康保険が適応されるのも利点ですね。
ステップ 2:金属を除去
金属片が口腔内に飛び散らないようにゴムのシート(ラバーダム)を装着し、
金属片および虫歯も除去
削った穴につめたCRをきれいに研磨し、終了です。
次に上顎左側の奥歯です。
*印の歯の治療ステップを見てみましょう。
金属片が口腔内に飛び散らないようにゴムのシート(ラバーダム)を装着します。
削ると金属片が飛び散っているのが分かるかと思います。
ラバーダムがなければ大変なことに…
次に上顎右側です。
*印の歯の治療ステップを見てみましょう。
金属片が口腔内に飛び散らないようにゴムのシート(ラバーダム)を装着します。
削ると金属片が飛び散っているのが分かるかと思います。
ラバーダムがなければ大変なことに…
一番奥歯はCRです。
以下は、治療後の上下顎の写真です。
本日のブログはこれで終了です。
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