噛みしめ・くいしばりを防ぐために = TCH(上下の歯の接触癖)=:その2
2016年 2月15日(月曜日)です。
このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。
今日のテーマは、
『噛みしめ・くいしばりを防ぐために = TCH(上下の歯の接触癖)=:その2』になります。
前回の続きです。
T C Hの治療(改善方法)として、
認知行動療法という方法があります。
(TCHを行っているが確認する合図を設定する方法)が有効とされています。
以下が具体的な方法です。
まず、ポストイット や シール のような貼付ける印(10枚程度)を用意します。
この印を普段よく目にする場所に貼っておきます。
例えば、携帯電話とか トイレの扉とか パソコンとか 冷蔵庫とか
どこでもよいです。
そして、その印(ポストイット や シール 等)を見た時のみ
歯を接触させていることを自覚します。(TCHの自覚)
そして、その際にわざと一瞬ですが 歯を強く接触させてみます。(食いしばる)
この時、肩に力をいれて 肩を挙げて 食いしばる仕草も一緒に行った方が良いでしょう。
歯を接触させた後 すぐに力を抜き 歯の接触を止めます。
肩の力も一瞬でぬき脱力させます。
わざと噛みしめるのは一瞬です。
こうした行為を付けた目印を見るたびに行います。
これだけです。
臨床研究では、こうした認知行動療法を応用したリマインダー法を行うことで、
数ヶ月から半年程度で多くの方でTCHが軽減してくるようです。
この方法は、
医院に行かなくてもご自身でできること、
治療費もかからないこと
薬のように副作用がないこと
が大きな利点です。
是非実施してみて下さい。
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