歯周病になりやすい人 と 歯周病になりにくい人の違い

2020年 2月 3日(月曜日)です。
このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。
本当に久しぶりのブログです。
このところ非常に忙しくてなかなかブログのアップまで時間が取れない日でした。
虫歯でお困りになっている若い方は、
年々減少しています。
昭和の世代と比較して、
平成世代は、虫歯は圧倒的に少ないです。
当医院は小児歯科ではなく、
歯周病治療(歯周病専門医)、
インプラント治療(認定医)、
審美歯科(オールセラミック治療)
が専門となっていますので
子供の虫歯治療を行うことは少ないのですが、
私の知り合いの小児歯科の先生は、
子供の虫歯は非常に少なくなったと言っています。
実際に
予防歯科が進んだこともあり、
確実に子供の虫歯は減少傾向にあります。
虫歯細菌の感染時期は分かってきており(1歳半から2歳半頃)、
現在は親御さんもご存知方も多く、
小さい頃からの虫歯予防をしっかりとされている方が多いこともあり、
虫歯が0(ゼロ)というお子さんも非常に多いです。
その反面
歯周病の方は、一定数いらっしゃいます。
歯周病は歯周病細菌による感染症であり、
感染時期が虫歯と違い、
感染時期が非常に長く、
早い場合には小学校低学年の時期から感染が始まることもあり、
大人では、18歳頃にも感染します。
特に18歳頃には、
悪性の高い歯周病細菌であるP.g.菌の感染が起こる時期です。
このP.g.菌は、
さらに分類され、毒性の高いP.g.菌と
さほど毒性の高くないP.g.菌もいます。
どう言った歯周病細菌に感染するかによって
その人の将来性は大きく変わります。
例えば、
歯を全く磨かなくても歯周病にならない人もいらっしゃいます。
しかし、どんなに頑張って歯を磨いていも
歯周病が進行していく人もいらっしゃるのも事実です。
実際に私たち歯科医師が日常診察している患者様でも
歯磨きが十分にできていない人で
歯石が非常に多量に付着していても
歯周病に全く問題のない人もいらっしゃいます。
そうした方は、
毎回のメインテナンスの際に
歯石がいっぱい付着していても
何も歯周病の問題が起こっていないことをよく経験します。
こうした状態が10年、20年と経過しても
歯周病に問題が起こることはほとんどありません。
歯周病のリスク低い人です。
それに対して、
毎回のメインテナンス時に患者様の口腔内をみても
ほとんど歯石の付着もなく、
汚れも十分に取れていても
長期的なメインテナンスを行っていると
歯周病が進行してしまう方もいらっしゃいます。
この違いは、
歯周病細菌です。
悪性度の高い、歯周病細菌が感染した場合、
どうしても歯周病の進行を100%防ぐことは難しいです。
現在の歯科医学では、
歯周病細菌を100%根絶することは不可能であり、
悪性度の高い歯周病細菌を持っている方から
他の人への感染を完全に防御することが難しいため、
虫歯と違い、
劇的に減少することは難しいでしょう。
ただし、悪性度の高い歯周病細菌に感染しているとしても
きちんとして歯磨きができて、
定期的な管理が為されれば、
その進行を最小限に抑えることは十分可能です。
ただし、あまりにも歯周病が進行してしまうと
いくら歯周病専門医で治療を行ったとしても
完全に治すことは不可能です。
早期発見、早期治療が重要なのです。
また一度歯周病になった方は、
定期管理をきちんと受けることが非常に重要です。

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歯周病の方へのお知らせ
歯周病再生治療(エムドゲイン法)無料
オールセラミック無料
のお知らせ(臨床研究ご協力のお願い)です。
現在 当院では中程度以上の歯周病の臨床研究を行っています。
ご協力いただいた方には、
歯周病再生治療(エムドゲイン法)を5歯分を無料
もしくは、
オールセラミック治療を5歯分無料
とさせていただきます。
詳細は以下をご覧になって下さい。
【研究テーマ】
歯周病と糖尿病の関連性についての臨床研究
【本研究の目的及び意義】
 糖尿病患者さまにおいては歯周病が高い頻度で発症することが知られており、
新たな合併症に加えられています。 
一方で、歯周病の治療が糖尿病をどの程度に改善させるかついては様々な報告があり、
見解が一致していません。
そこで本研究では、中等度~重度の慢性歯周炎患者さまにおける糖尿病血液検査(HbA1c / 空腹時血糖値) 等を検査し、その分布を調べます。
さらに歯周治療を行うことで、それら検査値がどのように変化するかも調べます。
この研究で得られる結果は、歯周病と糖尿病の関係だけでなく、
歯周病の治療を行うことが全身におよぼす影響についても示し、重要なデータとなることが期待されます。
以下の項目を調べます。
【主要検査項目】
血液検査 (以下の検査において指尖から数滴適度の血液採取を行う)
以下の検査を2回実施します。
1回目:歯周病治療開始前(歯周病治療は8〜12週間で終了予定)
2回目:歯周病治療後(歯周病治療後10〜12週後に検査)
1. 血液検査(HbA1c*:ヘモグロビンエーワンシー)
                  
2. 空腹時血糖値
    基準値 110~125mg/dl未満
    検査時には、朝食は取らずに ご来院いただき、午前中に測定させて
    いただきます。
3.高感度CRP
  *CRPは血液中にあるタンパク質の一つで、炎症があるとその重症度に応
じて濃度が高くなることから 炎症の診断や治療の改善効果をみるため
に行われる検査です。
【副次的評価項目】
・唾液検査(虫歯菌、酸性度、緩衝能、白血球、タンパク質、アンモニア)
    洗口用水によりすすいだ液から検査
・歯周病検査(歯周ポケット検査、Bleeding on probing, Clinical Attachment level,
プラーク指数, 歯肉炎指数, 歯の動揺度 )
・BMI :BMI(Body Mass Index)は、ボディマス指数とも呼ばれ、体重と
     身長の関係から算出される肥満度を示す体格指数です。

【研究に参加する患者様のメリット】
1. 患者様ご自身の健康状態(血糖値検査、唾液検査は無料)を把握することができる。
2. 歯周組織再生治療(エムドゲイン法)を最大5部位無料で行える(通常1部位5万円)
3. もしくはオールセラミック治療が最大で5部位無料で行える(通常1歯5万円)
  *2. もしくは 3. を合わせて5部位(合計25万円)まで可能。
*上記以外の歯周病の治療等 通常の保険費用はかかります。
【研究参加条件】
1. 中程度以上の歯周病の方
 (5ミリ以上の歯周ポケットが全体の30%以上ある場合です。
  歯周病検査後にご説明させていただきます。)
2. 20歯以上の残存歯がある方(抜歯後の残存歯数が20歯以上)
(親知らずを除く歯は全て揃っている場合28歯あります。つまり9歯以上の欠損がある方は本研究の対象外となります)
3. この研究内容に同意していただける方
以下の方はご参加できません。
・ 現在糖尿病治療を受けられている方
・ 過去6ヵ月以内に歯周病治療を受けている方
・ 過去3ヵ月以内に抗菌薬または抗炎症薬を投与されている方
・ 重篤な全身疾患に罹患している方
・ 喫煙者
【募集人数】
 30名(募集定員になりしだり終了いたします)
ご希望の方は、担当歯科医師にお知らせ下さい。
またご予約は、インターネットオンラン予約
インターネット・オンライン予約休診日でも24時間 オンラインで予約可能
もしくは
電話(045-891-3334)でお願いいたします。
*インターネットオンライン予約は担当医は指定できません。
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