細菌とウィルスは違うのか?
2020年 2月20日(木曜日)です。
このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。
今日もブログアップの日程を変更して木曜日アップです。
今日のテーマは、『細菌とウィルスは違うのか?』になります。
前回のブログでPCR検査の話をしました。
毎日のようにテレビ や ネットでも報道されています
COVIDー19(新型コロナウイルス感染症)のPCR検査の話です。
当医院でもPCR検査を行なっています。
歯周病細菌に対するリアルタイムPCR法検査です。
虫歯細菌に対しても行なっています。
この話は、前回のブログをご覧になっていただければと思います。
2020年 2月13日 歯周病ブログ(リアルタイムPCR法)
さてここで疑問がある人もいらっしゃるかと思います。
歯周病細菌感染症と
COVIDー19(新型コロナウィルス感染症)
はどこが違うのでしょうか?
細菌とウィルス
はまったく違うものです。
大雑把に言えば、
細菌は生物であり、
ウィルスは生物とは言いきれない
ということです。
まず細菌の特徴として、
細胞を持っているということです。
我々人間のような多くの生物は、複数の細胞から成り立っています。
ここはなんとなくわかるかと思います。
この細胞の遺伝情報は、DNAに記録されています。
動物や植物は、このDNAがタンパク質に巻き付いて
染色体という構造を作り、その染色体が核という部分に収まっています。
一方細菌には核はありません。
細菌の特徴をまとめると以下のようになります。
• 細胞がある
• 栄養を摂取し、エネルギーを生産する
• 細胞分裂を繰り返す
それでは次にウィルスですが、
さほどの細菌と比較すると
• 細胞がない
• 栄養を摂取したり、エネルギーを生産しない
• 自力で増殖できない
ウィルスは、自力では増殖できないため、
他の生物の細胞に入り込みます。
そして自分のコピーを作らせます。
細胞が破裂してたくさんのウイルスが飛び出し、ほかの細胞に入りこみます。
このようにして、ウィルスは増殖していきます。
細菌とウィルス
は、大きさもまったく違います。
種類にもよりますが、ウィルスは、小さく
細菌の50分の1程度しかありません。
最近患者さんに抗生剤を処方した際に
以下のように聞かれました。
「抗生剤は、新型コロナウィルスに効きますか?」
効きません。
抗生剤(抗菌薬)は、
細菌の構造 や 増えていく仕組みのどこかを邪魔して効果を発揮します。
例えば、ペニシリンという抗菌薬は、細菌の細胞壁の合成を邪魔します。
抗菌薬は細菌の仕組みを利用した薬ですので、ウィルス感染症には効果を期待できません。
細菌とウィルス
はまったく違うものです。
そのため、インフルエンザウィルスに抗生剤(抗菌薬)は、直接的な効果はありません。
クリックでの応援よろしくお願い致します
メール無料相談は こちらをクリック 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下さい。基本的に、当日に回答させていただきます。
インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。
インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。
大船駅北口歯科サイトは、以下をクリック
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科