歯周病の恐怖:歯周病細菌は全身に悪影響:認知症(アルツハイマー型)
2020年11月 2日(月曜日)です。
このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。
はじめに
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の話をしたいと思います。
このブログでも時々コロナ禍の話もアップしています。
緩和ケアちゃんねる・かんわいんちょー・Dr Palliative care JP
というYouTubeチャンネルです。
新型コロナになったトランプ大統領も摂取したと言われる
ビタミンD血中濃度 と 重症化の関係 です。
ビタミンDは、
新型コロナウイルス感染症に有効とされています。
ビタミンDを摂取することはとても重要です。
以下は、
ビタミンDを多く含む食品です。
この時期是非とも食べたいものです。
植物由来ビタミンD
きのこ類
動物由来ビタミンD
魚
卵黄
ビタミンDは、日光浴でも体内で作ることができます。
1日30分くらいは、外に出て日光浴をすることも必要ですね。
さて本題です。
今日のテーマは、
『歯周病の恐怖:歯周病細菌は全身に悪影響:認知症(アルツハイマー型)』になります。
最近、インターネットニュース や テレビで
「歯周病と認知症」について報道がされています。
歯周病と認知症の関連については
以前より私が所属する日本歯周病学会でも報告されてきました。
認知症はいくつかに分類されますが、
歯周病との関連性があるとされているのがアルツハイマー型認知症です。
アルツハイマー型認知症は、
「アミロイドβ」といった特殊なタンパク質が脳内に溜まることで脳の神経細胞が損傷してしまい、
記憶を担っている海馬という部分から萎縮(縮む)が始まり、
脳全体に広がっていく病気です。
厚生労働省がまとめたデータによると
65歳以上の認知症者数は、
2012年で462万人となってます。
これは65歳以上の高齢者の7人に1人となっています。
推計によると
2025年になると
65歳以上の5人に1人が認知症となるとされています。
かなり深刻なデータですよね。
認知症にならない方法 もしくは
認知症を治す方法があるとすれば
どうにかしたいものです。
現在 認知症の薬はあります。
しかし、
神経細胞を再生させたり、
神経細胞が傷つくのを防ぐ薬はまだ開発されていません。
また現状では、
認知症の薬を服用したとしても認知症は進行を止めることはできません。
そのため いかに認知症にならないかが大きなポイントになります。
先にアルツハイマー型認知症は、
「アミロイドβ」といった特殊なタンパク質が脳内に溜まることで脳の神経細胞が損傷することで生じる病気であることを解説しました。
「アミロイドβ」は従来、
脳組織で生成されるものと考えられてきました。
しかし、血液循環によって作られた「アミロイドβ」が脳内に入り込み、
神経細胞を損傷させることがわかってきました。
2019年に、
「アルツハイマー型認知症患者の脳内に、
歯周病細菌であるP.g菌(ポルフィロモナス・ジンジバリス菌)を確認した」
という研究論文が発表されました。
以前より歯周病細菌が、口腔内から血液を介して、
全身に運ばれていくことがわかっています。
九州大学の武洲准教授らの研究によると
マウスに歯周病細菌を3週間続けて投与しました。
すると 脳内にある「アミロイドβ」が10倍に増加しました。
歯周病によって歯肉内に生じた「アミロイドβ」が
血管を通して体内に侵入し、
それが アルツハイマー型認知症を引き起こす可能性があるということなのです。
歯周病を予防すること
歯周病を治すことが認知症予防にとって非常に大きな要因となってくる可能性があります。
また歯周病細菌は、認知症だけでなく、さまざまな病気に関わっていることが多くの研究により明らかになってきています。
次回からのブログでもそうした歯周病細菌と全身疾患の関係性について解説します。
非常にためになる話ですので、
ご覧になっていただければと思います。
今後 他のテーマについても解説します。
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