歯周病症例報告:どれくらい骨が吸収すると抜歯となるのか?:その4

2021年10月 4日(月曜日)です。
このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。
本日も前回の続きです。
このシリーズの4回目です。
まず前回のおさらいから解説します。
歯周病が進行した場合、
歯を支えている骨が吸収(溶けていく)していきます。
結果的に
歯がグラグラしてきます。
以下の図は、このシリーズで毎回アップしている図です。
前回のブログをご覧なっていただいている方は、
歯周病についてだいぶご理解されていることでしょう。
歯周病による骨吸収です。




それでは、
どれくらいの骨が吸収した場合、
抜歯が必要になるのでしょうか?
ここまでの3回のブログでは、
そうした具体的なことを症例をとおして、
解説していくことがテーマとなっています。
まず今回の患者様のレントゲン写真です。

本日は
下顎左側の奥歯です。
このシリーズの重要ポイントです。
以下の赤枠部分 をみていきます。


前回と同様に
このレントゲンに線を書いてみます。
青線 は、
本来の骨の位置です。
ここまで骨はあったのです。

次の赤線 は、
現在の骨の位置です。
赤線 まで骨が
溶けてしまったのです。
下顎左側の奥歯は、
骨吸収がかなり進行してしまったのです。
今までの骨吸収とは
大きく違います。

青線 から
赤線 まで
骨が吸収したのです。
ほとんど骨はありません。

ここで根の形をみていきます。
以下の緑線
根の形態です。
根の先まで骨が吸収してしまっています。

こうなると治療することはできません。
抜歯が必要です。

本日はさらに
解説部位を進めていきましょう!
以下の赤枠部分 をみていきます。


今までと同じです。
青線 は、
本来の骨の位置です。
ここまで骨はあったのです。

次の赤線 は、
現在の骨の位置です。
赤線 まで骨が
溶けてしまったのです。
先ほどの奥歯とは違います。
骨吸収はさほどありません。

青線 から
赤線 まで
骨が吸収したのです。

根の形をみていきます。
以下の緑線
根の形態です。

ここまで見ていただいた方は、
だいぶ骨吸収についてわかってきたと思います。
以下の黄色線が半分の位置です。
十分治療ができる状態です。

来週は、
さらに下顎前歯部まで進めていきましょう。
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