無臭化製剤

2015年 1月12日(月曜日)です。

このブログは、口臭に悩む方のブログです。

今年のブログ開始がちょっと遅れました。

今日のテーマは、『口臭外来製品』になります。

口臭を気にされる方は、本当に多いです。

しかし、口臭外来を開設している歯科医院は非常に少ないのが現状です。

また、口臭外来は保険が適応されないため、自費診療となります。

そのため、
「口臭は気になるが、検査を受けるのは…」
という方も多くいらっしゃいます。

口臭が気になる場合には、
口臭外来を受診されることが一番良いことですが、
どうしても 来院が難しい場合には、
一度 無臭化製剤 等を使用してみることも一つの方法です。

そして、改善が認められれば最も良いことです。

無臭化製剤を使用しても改善が認められない場合には、
やはり口臭外来を受診されることが良いでしょう。

無臭化製剤 等 は口臭外来を行っている歯科医院で販売されているので
問い合わせをして購入方法を聞いてみて下さい。

当医院では、待合室に 無臭化製剤 が置いてありますので、
購入していただくことが可能です。

ただし、口臭の原因には、さまざまな理由があります。
無臭化製剤 等を使用しても改善が認められない場合には、
口臭の原因を特定するためにも
口臭外来を受診されることをお勧めします。

口臭が気になると
人付き合い等 普段の生活にも影響してきます。

早めの対応が必要です。

以下は、無臭化製剤 Pro Fresh CL の紹介です。

Pro Fresh CL

製品特徴
無臭化製剤Pro Fresh CLは、アメリカの口臭専門医リフター先生が開発したものです。
無臭化製剤Pro Fresh CLは、
殺菌剤 や 合成界面活性剤(歯磨き剤で泡立つ材料)などの粘膜に有害な化学物質は
まったく使用されていない口腔内化粧品です。

Pro Fresh CL 使用方法
クエン酸(A液)と
次亜塩素酸ナトリウム溶液(B液)に分かれています。

ステップ:1
A液 と B液を混ぜて、
撹拌し30分以上静置した後に使用します。

ステップ:2
朝食後 と 就寝後 に歯磨きを行なった後に
キャップ1杯のリンスで1分間ブクブクとうがいを行ないます。

ステップ:3
うがい後にリンスは吐き出さずに 液体を口腔内に入れたまま 歯磨きと粘膜を磨きます。
食後の食べかすは、
歯の隙間に約10%
舌の上 や 頬 等の粘膜に約90%
残っています。
食べかすの多くは、舌の上 や 頬 等の粘膜に残っているのですから
その汚れを取ることが有効です。
歯だけを磨いても 口腔内に残った食べかすを的確に取り除くことはできないのです。

ステップ:4
リンスを吐き出し、タングスクレーパーを水に濡らし、
リンスが舌表面に十分に行き渡るように優しくなぞります。
この時に注意することは、舌専用のタングスクレーパーを使用することです。
ブラシ等で舌を擦ってはいけません。
舌ブラシは禁忌です。
舌ブラシで擦ると舌表面が傷つき、口臭はさらに悪化します。
舌は絶対に磨いてはいけません。

ステップ:5
再度リンスをキャップ1杯取り、30秒間ブクブクと うがい を行ないます。
これで終了です。
20~30分間 飲食は禁止です。
A液とB液を混ぜた後は、直射日光が当たらない涼しい場所に保管して下さい。
使用期限は約1~2ヶ月です。

Pro Fresh CL 無臭化機序
ボトルの溶液は緩衝溶液で、口腔内が酸性にならないようになっています。
口腔内が酸性になれば細菌は活動状態になってしまうからです。

誤って飲んでも胃の中で分解されて水となりますので心配いりません。
A液 と B液を混合すると
次亜塩素酸は消滅して、
非常に不安定な亜塩素酸が生成されます。
亜塩素酸は、口腔内ですぐに分解されて、唾液中に新鮮な酸素を供給します。

歯周病細菌の中で問題となる細菌は、嫌気性細菌です。
嫌気性細菌は、酸素が届かない部位で生息することが可能な細菌です。

無臭化製剤Pro Fresh CLを使用することにより、口腔内には酸素が行き届き、
酸素が嫌いな細菌は活動できなくなります。

デンタルリンス等で使用される殺菌剤は、全ての口腔内細菌を殺菌するので、
菌交代現象やアレルギーが起こる可能性がありますが、
無臭化製剤Pro Fresh CLには そうしたことはありません。

無臭化製剤Pro Fresh CLは、酸素を供給すると同時に
遊離した塩素イオンが口腔内に浮遊し、待機します。

この時に人によっては、塩素臭を感じるかもしれませんが、
塩素系消毒薬ではありませんのでご心配いりません。

WHO、FDA等が安全性を認めた口腔内酸化剤です。

この遊離した塩素イオンは、
口腔内で発生した揮発性硫黄化合物 や
揮発性窒素化合物 などの臭気ガスと結合して塩化化合物を作ります。

口腔内に新鮮な酸素を供給することで口臭が起きにくい環境を作るとともに
口臭ガスが発生しても待機する塩素イオンによって無臭化が行なわれるという作用機序です。

作用時間は、12時間です。
そのため、24時間無臭にするためには、朝(朝食後)と夜(就寝前)に行なうのです。

プロフレッシュ

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