骨幅が少ないため、骨の増大を行いインプラント手術を行ったケース
2020年 8月27日(木曜日)です。
このブログは「大船駅北口歯科 インプラント症例専門サイト」です。
ここ数日感も多くのインプラント手術がありました。
その中で非常に困難なインプラント治療がありましたので
紹介します。
インプラントは、顎の骨の中にチタンでできたネジを埋め込む治療です。
そのため、骨の状況によってインプラント治療の難易度が大きく変わります。
当医院で使用しているインプラントは、
ストローマンインプラント です。
世界で最も使用されているインプラントであり、
歯科医師の誰もが、納得する信頼性があります。
私自身、インプラント治療に携わって20年以上が経ちました。
その期間、いくつかのメーカーのインプラントを使用したことがありましたが、
現在はストローマンインプラントのみになっています。
それだけ信頼性が高いインプラントと言えます。
ストローマンインプラントの欠点としては、
使用するインプラント本体や材料が非常に高い(高額)ということです。
世界中のインプラントメーカーの中には、
インプラント本体や材料費が非常に安価なものもあります。
ビックリするくらい安いインプラントメーカーもあります。
ストローマンインプラントの1/3ぐらいです。
そうしたインプラントメーカーを使用すれば
確かに治療費は、安くなります。
しかし、
当医院では、現在はストローマンインプラント以外は使用しません。
やはりインプラントに対する信頼性が違います。
さて本日の症例について解説します。
ストローマンインプラントには、
種類は多くありますが、
3種類の太さがあります。
以下はBL(ボーンレベル)直径3.3mmです。
ストローマンインプラントで最も細いインプラントです。
前歯の場合、この太さを使用することが多いです。
骨幅が狭い場合にはこの太さを使用します。
以下はBL(ボーンレベル)直径4.1mmです。
ストローマンインプラントで標準的なインプラントです。
骨幅があれば前歯でも使用することがあります。
当医院では最も使用する頻度が高いインプラントです。
以下はBL(ボーンレベル)直径4.8mmです。
ストローマンインプラントで最も太いインプラントです。
骨幅が十分にある奥歯(大臼歯)に使用します。
インプラントを長期的に安定させるためには、
太いインプラントで、
長いインプラントを使用することが基本です。
しかし、
骨の高さが非常に少なっかったり、
骨の幅が少ないこともあります。
例えば、
インプラント治療を行なうには、
インプラントの太さより約2ミリ以上の骨幅が必要です。
例えば、
直径4.1mmのインプラントを埋め込むためには、
必要な骨の幅は、約6mmです。
細い直径3.3mmのインプラントを埋め込むためには、
必要な骨の幅は、約5.3mmです。
さて今回行ったケースは、
上顎前歯部です。
7歯分が欠損していました。
実際には6歯分のスペースしかありませんでしたので、
6歯分の歯を作成する治療計画を立てました。
ここで問題となったのが、
骨幅です。
骨の吸収が非常に大きく、
太い部分でも3ミリ、
細い部分では1ミリしか
骨幅がありません。
これは非常に難症例と言えます。
先にも説明しましたように
一番細い直径3.3mmのインプラントを埋め込むためには、
必要な骨の幅は、約5.3mmです。
1ミリしか骨の幅がありませんから
現実的にはインプラント治療は不可能ということになります。
そこで骨幅を増大(再生)させる治療を行いました。
以下の2つの方法を併用して骨幅の増大を行い、
インプラントを埋入する計画を立てました。
1.リッジエクスパンジョン法
2.GBR法
です。
リッジエクスパンジョン法は、
一般的にインプラント手術で使用するドリルを使用せずに
細いキリのようなものを使用します。
はじめに0.2程度の非常に細い器具を使用し、
狭い骨幅に刺すように入れます。
グッと押し込みます。
骨には非常に細い穴が開きます。
次に先ほどよりほんの少し太いキリのような器具を
先ほどの穴に入れます。
グッと押し込みます。
そうすると若干穴が大きく(太く)なります。
さらにほんの少し太い器具を入れます。
これを何度も繰り返すのです。
そうすることで骨の幅が太くなります。
これがリッジエクスパンジョン法です。
さらに不足している部分に
人工骨を入れて、骨幅を増大させます。
これがGBR法です。
今回のケースはこうした様々こを行い、
ようやく直径3.3mmで長さ10ミリのインプラントを埋入することができました。
以下は先日行ったインプラント手術直後です。
かなり大変な治療でした。
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治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。
インプラント 1本 160.000円(消費税別)
被せ物(白い歯) 1歯分 100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、 1歯分 90.000円(消費税別)になります。
インプラントの土台(アバットメント)は、1装置54.000円(消費税別)になります。
インプラントモニターの詳細は、以下をご覧下さい。
インプラントモニター詳細
インプラントモニターは期間限定で行なっている制度です。
モニター終了後は通常料金となりますので、
ご希望される方は、お早めに受けられて下さい。
治療費は現時点での費用であり、今後変更になる可能性があります。
当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法) 、
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合) 、
ソケットリフト法 の費用が含まれています。
インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医
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I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 、 サイナスリフト、 HPでは 治療費(費用)の説明や 無料相談コーナーもあります。
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