歯周病治療は大変なの?:その4
2/22(月曜日)です。
このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。
今日も『歯周病治療は大変なの?:その4』になります。
さて、本日で4回目のこのシリーズですが、
このテーマの目的は、
『なんとか歯を失わないでいてほしい!』
『歯周病であった場合、早期で対処すれば 十分治ることを分かってほしい!』
といった思いがあるからです。
どんな病気もそうですが、早く発見されれば、治る確立も高くなりますし、
治療も簡単に終えるのです。
こうしたことは分かっていながら できていないのも事実です。
例えば、糖尿病という病気があります。
日本の糖尿病患者は、900万人とされています。
その中で糖尿病の合併症である『失明』される患者様は、年間4000人います。
また、『足を切断』される患者様は、年間3000人います。
もっともっと早い段階できちんとした対応をとっていれば、このようなことにならなかったのです。
手遅れの状態で受診しても全てを治すことはできないのです。
歯周病も生活習慣病ですから、歯磨きを始め、口腔内環境の改善と生活習慣の改善により
かなりの歯周病を予防することが可能です。
また、歯周病の検査 自体は、非常に簡単なものです。
検査費用もレントゲン撮影も含めて約2.000〜3.000円(保険3割負担の方の場合)程度です。
1回検査を受けて まったく問題がない方であれば、その後 1年に1回の検査で十分な場合もあります。
また、歯周病の検査の結果、多少の問題がある方であった場合には、歯周病の治療回数 自体もさほどかかるものではありません。
歯周病の検査にかかる時間も歯周ポケット やレントゲン検査 等の一般敵な検査であれば、10分程度あれば十分に終了します。
検査結果の説明を受けても特別な問題がないかぎり30分程度で終了します。
事前に予約をとっていけば、本当にあっという間に終わってしまいます。
仕事帰りでもいいでしょうし、休みの日に行ってもそんなに手間がかかることでもありません。
また、歯周病の検査は、基本的にどこの歯科医院でも受けることができます。
『歯周病の検査希望』
と言っていただければ、受けるこができます。
こんな簡単な歯周病検査 なのに 当医院に来院さる患者様の多くは、
『今まで 歯周病の検査を受けたことがない!』という方がいらっしゃいます。
歯がグラグラ して始めて来院される方も多いのです。
歯周病が進行すると歯を支えている骨が吸収します 。
歯周病が進行した場合抜歯 となることもあります。
もっともっと早く来院していれば…
という方が多いのも事実です。
先程の糖尿病で 失明する方 や 足を切断する方 が後を絶たないのと同じです。
先程ご説明したように 歯周病の場合、どこの歯科医院でも検査 が行えますし、時間もかからず、費用も約2.000〜3.000円(保険3割負担の方の場合)程度です。
早期に歯周病が発見できれば、もし歯周病であっても通院回数も少なくてすみます。
治療費も最小限で抑えられます。
そして、歯を抜歯する確立が低くなります。
今回のテーマである『歯周病治療は大変なの?』ですが、
歯周病が進行すれば するほど大変になります。
逆に早く発見できれば、楽に治療が行えます。
歯周病で悩んでいるのであれば、とにかく早く歯科医院で歯周病検査 を受けることです。
さて前置きはこれくらいにして、本日の本題になります。
歯周病の基本的な治療であるルートプレーニング については、このテーマの最初で十分説明してきました。
ルートプレーニング は、歯周病治療の最も最初に行う治療です。
ルートプレーニング を行った後には、再度歯周病検査 を行います。
これを 再評価 と言います。
再評価の結果、治っていればそこで歯周病治療は終了です。
一般的に 初診時に歯周ポケット が6ミリ程度であれば、このルートプレーニング で十分治る確立は高いのです。
ただし、個人差はかなりあります。
初診時に8〜9ミリ程度の歯周ポケット であったとしてもルートプレーニング で治る方もいらっしゃいます。
逆に初診時に歯周ポケット が5ミリ程度であっても 再評価 の結果、治っていない方もいらっしゃいます。
この差は、患者様ご本人の口腔清掃指導の程度(どれだけ歯磨きができるか)や 全身的問題(糖尿病 等の全身疾患の有無)、喫煙 の有無、生活習慣…等さまざまな要因があります。
この再評価の結果、治っていない場合には 次の治療段階に進みます。
この治療を 『歯周外科処置(フラップ オペレーション)』 と言います。
再評価の結果 問題(歯周ポケットがある)が
あるということは、
まだ歯肉の内部に汚れや歯周病細菌が残っているということです。
細菌を残したまま、治療を終了すると必ず再発してしまいます。
『フラップオペレーション』とは『ルートプレーニング』では取りきれなかった 深い部分に存在する汚れ や 歯周病細菌を取除くことになります。
『ルートプレーニング』と違うところは歯肉に切開を加えることです。
切開をすることにより、歯肉の深い部分まで直視することが可能になります。
治療自体は麻酔を行いますので、痛みがあることはありません。
治療本数にもよりますが、ルートプレーニング より時間がかからない方が多いです。
ルートプレーニング という治療は、見ない歯肉の内部を手探りで汚れを触知して 取り除く治療です。
そのため、少しずつ確認しながら行うため、時間がかかってしまうのです。
当医院では1回のルートプレーニング で約7歯分程度行います。
全ての歯がそろっている方の場合、上下顎合計で28歯が存在しますので、1回で7歯分を行えば、トータル4回で治療を終えることができます。
歯周病の進行状態 や 歯石等の付着状態 にもより違いますが、7歯程度で約30〜60分程度です。
これに対し、 『歯周外科処置(フラップ オペレーション)』 は、それよりはかかりません。
『歯周外科処置(フラップ オペレーション)』 前にルートプレーニング によりほとんどの歯石は取り除けているからです。
部分的に取れなかった汚れを 見える状態で確認し、取るだけなのです。
当然麻酔もしますので、治療中の痛みはありません。
ただし、治療後には多少腫れたりする方もいらっしゃいます。
腫れの程度には、個人差がかなりあります。
治療の難易度にもよります。
まったく腫れない方も多くいらっしゃいます。
こうした 『歯周外科処置(フラップ オペレーション)』 は、重度の歯周病に対して行う治療ですので、軽度から中程度の歯周病の方は、ルートプレーニング で終了することがほとんどです。
歯周病の治療とは、
ルートプレーニング と
『歯周外科処置(フラップ オペレーション)』
になるのです。
先にも解説したように 『歯周外科処置(フラップ オペレーション)』 の大きな目的は、歯肉内部に残っている感染物質を徹底して除去することです。
この 『歯周外科処置(フラップ オペレーション)』 の中には、単に汚れを取り除くだけでなく、積極的に吸収した骨を回復(再生)させる治療法もあります。
次回のブログでは、こうした再生治療について解説し、
再生治療は大変なのか?
という話をしたいと思います。
お楽しみに!!
次回のブログは、3月1日(月)になります。
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