歯がしみるのは、歯周病?:その2
10/19(月曜日)です。
このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週月曜日 にアップしています。
今日のテーマは、『歯がしみるのは、歯周病?:その2』になります。
前回の歯周病ブログでは、
歯周病になると なぜ歯がしみるのか?
という話しをしました。
また、歯が虫歯でないのに歯がしみることを
知覚過敏症ということを説明しました。
本日は、知覚過敏症の 治療方法 や 予防方法 についてです。
知覚過敏の治療方法ですが、
知覚過敏の薬を歯の根に塗ります。
それでは、薬を塗れば、治るかと言いますと
状況にもより違いますが、完全に治らないケースもあります。
前回のブログで
知覚過敏が起る原因として、歯肉が退縮し、歯の根の表面にある
『象牙細管』という非常に細い管が露出することを説明しました。
この『象牙細管』は、歯の表面に無数に存在します。
知覚過敏の薬には、さまざまな種類がありますが、基本的な作用として、
この『象牙細管』の中に 薬が入り込み、細い管を封鎖するのです。
しかし、『象牙細管』の穴は無数にあるので、全てを封鎖させることはできません。
また、一度封鎖したとしても、取れてしまうこともあります。
特にブラッシング圧が強い方の場合、歯ブラシで 歯の根を擦ることにより
『象牙細管』に詰めた薬が 取れてしまうのです。
また、『象牙細管』を薬により封鎖できたとしても、
知覚過敏により 神経に刺激が伝わり過ぎた場合には、神経自体に炎症が生じてしまいます。
こうなると いくら『象牙細管』を封鎖しても 内部の神経が炎症を起こしているので 薬の効果はありません。
また、知覚過敏を防止する他の方法には、薬局等で市販されている『知覚過敏防止歯磨き剤』を使用することも有効なことです。
症状によっては、この歯磨き剤で治ることもかなりあります。
次に 知覚過敏症の予防方法についてです。
知覚過敏を悪化させないために、以下のことを注意することが大切です。
まず、ブラッシングの圧力です。
歯を一生懸命磨こうと思い、強い力で“ゴシゴシ ”と擦ると
歯の根の表面も削れてしまいます。
歯の根が削れると、『象牙細管』がさらに露出し、しみるのが強くなってしまいます。
また、硬い歯ブラシを使用しても同様なことが起ります。
また、噛み合わせが強い方も知覚過敏が起りやすいのです。
この話はちょっと難しい話にはなります。
見えている歯の表面は、『エナメル質』という硬い組織で被われています。
また、歯肉の中にある根の表面を『セメント質』と言います。
そして、『エナメル質』と『セメント質』の境目を『エナメル・セメント境』と言います。
『エナメル・セメント境』は、『エナメル質』と『セメント質』という違う組織の境目であるため、脆くなっています。
噛む力が強い方は、この『エナメル・セメント境』に負担がかかりやすいのです。
『エナメル・セメント境』に負担が加わると、亀裂が入り、割れてきます。
『エナメル・セメント境』が崩壊するのです。
このことを専門用語で『デンタル・コンプレッション・シンドローム』と言います。
『エナメル・セメント境』が壊れると『象牙細管』が露出してきます。
これにより知覚過敏が生じやすくなるのです。
『デンタル・コンプレッション・シンドローム』を防止するためには、
『ナイトガード』と言われるマウスピースを装着することが有効です。
次回のブログは、5月16日(月)になります。
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