2004年6月22日
歯根破折
昨日は2件のインプラント治療がありましたが、1件は歯根破折でした。この歯根破折は非常に多くあることです。神経のない歯は脆く、歯自体が割れてしまうことがあります。割れてしまった場合、折れている場所にもよりはすが、抜歯となることがほとんどです。こうした歯根破折が起こった場合には、早期に対処する必要性があります。破折したままの状態でいると破折した部分から感染が起こり、周囲骨の吸収が起こります。骨の吸収が大きく起こるとインプラントを埋入するのに非常に不利になります。
本日手術をした患者さんは抜歯と同時のインプラント埋入でしたが、ある程度期間がたっていた為、骨の吸収が若干ありました。インプラント埋入と同時に骨を再生させるGBR法を行いました。
歯根破折をして治療方法を考えられている患者さんは早めの対処が重要です。
インプラントの杉山歯科医院