2004年8月11日
インプラントの被せ物(夏期休暇特集)
夏期休暇は手術がないため、インプラントの被せ物についてお話します。
8月7日にも書きましたが、インプラントは骨と強固に結合しているため、動くことはありません。そのため噛み合わせには注意が必要です。
インプラントは真直ぐ(垂直的)な力に対しては問題は起りませんが、横側(水平的)に対する力に対しては非常に弱いのです。わかりやすく説明すると歯を横に(顎を横に)動かす時にインプラントには強くぶつからないように調整します。顎を横に動かした時に強くぶつかってしまうとインプラントは大きな負荷がかかりダメになってしまうこともあります。
通常、天然歯は横に加わる力(顎を横に動かす)に対して、歯自体が動き、力を分散する働きがあります。(歯根膜というクッションがあるため)インプラントにはこうした機構がありません。
インプラントの被せ物の調整は非常に難しいのです。
インプラントの杉山歯科医院