2006年9月17日
インプラントがダメになる:噛み合わせ編
インプラントがダメになる:噛み合わせ編
インプラントは非常に成功率の高い治療ですが、けして100%ではありません。
どのような歯科治療もそうですが、一度治療した部位が一生何ごともなく保つことは難しいことです。
例えば被せ物はその形態を一生保たせることは不可能です。
毎日噛むことにより被せ物は必ず磨り減るのです。もちろん噛む力には個人差はありますし、歯軋り有無や程度によっても違いますが、必ず少しずつ磨り減ります。靴を例えると毎日使用していれば靴底は磨り減ります。その個人により踵の部分が磨り減ったり、内側のみ、外側のみ、右側、左側と磨り減ったりします。口腔内も右で良く噛む人は右側が磨り減ったりします。
ですから被せ物は消耗品です。20歳でセラミックをした人はその形態が60年、70年と不変であることはありません。
噛む力によってはセラミックに日々負担がかかり、かけたりする場合もあります。
特にインプラントは天然歯と違い歯根膜というクッションのようなものが存在しないため噛んでも動かない(沈み込まない)ので噛む力が直接インプラントの被せ物にかかります。被せ物を装着した時にはそうなならいように噛み合わせの調節を行いますが、時間の経過とともに噛み合わせは変化し、インプラント部に負担がかかってくることがあります。
こうしたことを少しでも防止するためには被せ物を金属性の物にすることがあげられます。金属製の被せ物は見た目にはよくないですが、かけたりすることはありません。磨り減り方も少なくインプラントの被せ物としては有効なものです。
インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター