2006年11月28日
予防につて
予防
歯を失う原因は大きく分けて、虫歯、歯周病、歯の破折があげられます。
今日はこの中で歯の破折についてお話したいと思います。
歯が破折した場合、どの部分で破折したかがその後の治療に大きく左右します。
歯冠部分であれば大きく問題となることはまずありませんが、歯の根が割れてしまった場合には大変です。
歯の根が割れてしまった場合、割れた場所や大きさにもよりますが、ほとんどの場合、抜歯となります。
この割れた部分がくっつかないかということになりますが、基本的には難しいことです。
割れた部分を接着剤等で着けることは可能ですが、噛む力により着けた部分は再度割れてしまいます。
噛む力は非常に強いもので、いくら接着剤で着けてもたえることは難しいのです。
また根が割れてからどれくらいの期間がたっているのかも重要になります。
根が割れてすぐであれば修復可能な場合もありますが、現実問題として根が割れてある程度たってから来院されることがほとんどです。
また根が割れた状態で放置することは危険なことです。
割れた部分から血液等が入り込み、内部で感染を起こし、膿みをもちます。
膿みは根の周囲の骨を吸収させます。
歯の根が割れて時間がたった状態で来院され、その後インプラントを希望される患者さんも多くいらしゃいます。そうした場合、すでに根周囲の骨が吸収してしまい、抜歯後にインプラントができないもしくは困難をきたすことが多くあります。
歯の根が割れた場合には早急の対応が必要です。
明日は根が割れる原因についてです。
インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター