2007年1月7日
喫煙と歯周病の関係
喫煙と歯周病の関係
昨日の続きです。
歯周病と喫煙は非常に大きな関係があります。
詳細はHPの歯周病の中に書いてありますが、ここでは少し違ったお話をしたいと思います。
私達は症例検討会や症例報告会ということをよく行っています。
一つの症例に対し、さまざまな先生の意見を聞き、ディスカッションすることにより適切な治療方針を立てること、治療が終了した症例を何年にもわたり経過をおっていくことを報告することにより自分自身が行った治療を振り返ることができ、適切な治療であったかということを再度見直すことが目的となります。
また他の先生が発表した症例をとおして知識を得ることも大切な目的です。
その際に重要なことの一つが喫煙です。
例えば、重度の歯周病の症例の検討をしたとします。
場合により喫煙者と非喫煙者では治療方法も変わってくることがあります。
歯周病のため歯を支えている骨が高度に吸収している場合、抜歯かどうかの判断基準として喫煙の有無があります。
重度歯周病であったとしても骨の再生治療であるGTR法(GTRの詳細はHPを参考にして下さい)を行えば、抜歯しなくてもよいケースもあります。しかし、喫煙者であるとGTR法の効果も低いですし、歯周病の治療後の再発率も高くなります。
そうした場合には無理にGTR法を行わず、抜歯という選択になることもあります。
喫煙者は歯肉の治りが悪いからです。
こうした話しをするのは喫煙は明らかに歯周病やインプラントにとってリスクのあることですのでできるかぎりリスクを減らすことをしていただきたいのです。
時間をかけて治療しても後にダメになってしまうのは悲しいことです。
インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター