歯の根が割れた場合、抜歯しなければならないのか?

b3637b29.JPG歯の根が割れた場合、抜歯しなければならないのか?

歯の根が割れた場所、割れてからの期間、割れた状態により違いますが、基本的に歯の根が割れると残すことはできません。
抜歯しか方法はないのです。
しかし、痛みがなければ患者さんはなんとかその歯を抜歯しないで保存したいと思う方が多くいます。
しかし、それは非常に危険なことです。
なぜかといいますと、割れた部分から血液等が入り込み、中で細菌が繁殖してしまいます。細菌が繁殖すると膿みとなり歯の根を支えている骨を吸収させてしまします。
骨が吸収すると抜歯後にインプラントをしようとしても骨がないためインプラントをすることが困難になります。
歯の根が折れたらそのままにしておかないことが大切です。
また破折してしまった原因ですが、これは治療側に問題があるというよりは、神経のない状態になった歯は破折する可能性があるということです。
つまり神経と取った状態は血液の循環もなくなります。
よく患者さんに他の例えでお話をします。
神経のある歯は緑の生茂った木だとします。神経のない歯は枯れた木のような状態です。いきいきとした木は蹴っても折れる可能性が低いですが、枯れた木は蹴ると折れてしまう可能性が高いものです。
血液の通っていない歯は脆く、通常の噛む力でも割れてしまう可能性があります。

この情報については患者さんからの問い合わせが多い話ですので近いうちにさらにまとめてアップインプラントの基礎でアップしたいと思います。

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