日本の保険診療の現在:大船駅北口歯科インプラントセンター
今週の日曜日は医院内の大掃除のため休診です。
3ヶ月に1回、1日かけて医院内の大掃除を行います。
清潔であることは病院にとって大切なことです。
そのため通常木曜日は休診ですが、今週は診療致します。
さて先週から続けています、医療に対するシリーズです。
昨日はだいぶ長くなってしまった話でした。
今日も昨日の続きになります。
タイトルは『日本の保険診療の現在』です。
前回歯科医院の保険診療において『根管治療』や『歯周病』の治療は時間や行える治療に制限があり、進めにくいことをお話しました。
同じようなことが医科の分野でもいっぱい起っています。
医科ではすでに保険診療で行える治療の範囲がだいぶ狭くなってきています。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
例えばリハビリです。
リハビリの日数というのが決まり、ある日数以上になるとリハビリは保険適応外になるというものです。
つまり決まった日数以内に治せというものです。
その日数を超えた場合には治っていなくてもリハビリはできません。
というものです。
現在リハビリを受けている患者様にとっては大変なことです。
他にもさまざまなところで規制がかかっており、十分な医療を受けられない患者様も増えてきています。
日本の医療のいいところがなくなっています。
私達医療現場でも非常に混乱しています。
最近テレビで報道している小児科の問題もそうです。
小児科医がどんどんと減ってきています。
保険の規制により小児科の開業医は事実上経営が難しくなってきているのです。
そのため、新たに大学を卒業する若い先生は生活が厳しく、将来的もどうなるかわからない小児科を選択しなくなっているのです。
医療人いえども無理して苦労はしたくないものですからやはり安定や将来性を考えた選択をしたくなるのは当然のことです。
しかし、『根管治療』でも書きましたように単に利益たけで考えることには問題があると思います。
医療人が受けた社会的責任や人としての倫理観から考えるとやり遂げなければならないことはいっぱいあります。
なんでもかんでも国や保険制度のせいにしてはいけません。
どのような状態であってもやらなければならないこともあるのです。
国の制度や考え方にとられわれず、医療人としてできることはがんばりましょう!
と全ての歯科医師に言いたいですね。
それではまた明日。
インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター