インプラント 歯周病 専門医のブログ:静脈内鎮静法

今日も昨日に続きかなり忙しい日です。
4人のドクターがフル回転です。

手術も3件あります。
1件は 静脈内鎮静法による麻酔でのインプラント手術です。

今日はこの静脈内鎮静法についての話です。

この 静脈内鎮静法による麻酔は麻酔の専門医が担当してくれるので、治療がだいぶ楽になりました。
麻酔科医が手術中の麻酔や術前、術後、全身の管理等を全て行ってくれるので、私を含めインプラント担当医は手術に専念できます。

何年か前はさまざまな管理を手術担当医が行っていたため、負担がありました。

現在の麻酔科医は日常、医科の大学病院で全身麻酔等の大きな手術を担当しているため経験豊富ですし、安心しておまかせしています。

また麻酔科医だけでなく、歯周病の治療にしても任せられる先生ができましたので、私(院長)の負担も軽減します。

噛み合わせもそうです。
大学病院で噛み合わせを中心に診療、研究している先生が担当しているため、噛み合わせの難しい症例は一緒に治療を行うことができるためだいぶ楽になりました。

私(院長)自身は歯周病専門医(日本歯周病学会)とインプラント専門医(国際インプラント学会)ですが、全てを1人で行うことは大変なことです。
それぞれの専門医が力を合わせることにより、1人一人の負担は軽減され、
さらに精度の高い治療が可能になります。

さて話は静脈内鎮静法の麻酔に戻りますが、インプラント治療等の手術には大変楽ですね。

一番良いのは患者様自身が一番負担がないということです。

なにせ、眠った状態で治療が進むのですから…
治療が終わったら、目がさめるという状態です。
治療中の苦痛もありません。

インプラント治療等歯科治療に不安のある方は是非おすすめの麻酔です。

静脈内鎮静法による麻酔自体は特別な器械が必要ではないので、どこの歯科医院でも行うことは可能です。

そのため最近ではこうした麻酔を行い、治療をする歯科医院もだいぶ増えてきています。

歯科治療は長時間口を開けていたりしますので苦痛ですよね。
患者様に優しい治療は重要なことです。

静脈内鎮静法による麻酔をご希望の場合には行えるかどうかをあらかじめ通院される歯科医院に聞いてみるといいでしょう。

一度静脈内鎮静法でインプラント手術を行った患者様は
次にインプラントを行う時には
ほとんどの方がまた静脈内鎮静法による麻酔をご希望されます。

それだけ楽だったということです。

ただし、少しだけ欠点もあります。
一つは時間がかかるということです。
麻酔前準備(麻酔を行う前の注意事項の説明等から麻酔が効いてくるまでの間)、麻酔後に帰宅できるまでの時間等です。
通常の歯肉に行う麻酔よりは40〜50分増しでかかります。

もう一つは麻酔の有効時間です。
通常、静脈内鎮静法による麻酔は麻酔を終了すると5分程度で麻酔はきれます。
麻酔により目覚めた後はぐっすり寝て起きた状態に似ています。
すっきりとした状態です。
患者様によっては『ひさしぶりにぐっすり眠った』という方もいらっしゃる程です。
しかし、麻酔が効きやすい方はその後にも若干“ぼーと”することが
まれですが、あります。
そのため静脈内鎮静法による麻酔を行う場合にはお車やバイク、自転車での来院はされないようにご説明させていただいております。

もう一つの欠点は保険がきかないということです。
通常の歯科治療(虫歯、抜歯等)でもこの麻酔を使用することがありますが、保険がききません。

歯科医院により違いますが、
インプラント治療等では静脈内鎮静法はインプラントの治療費の中に含まれている場合がありますので、
インプラントを行う際にはその歯科医院で聞いてみるといいでしょう。

今日は静脈内鎮静法という麻酔についてでした。
歯科治療は嫌なものですからね。
少しでも楽に治療を受けたいものです。

さあ診療の開始時間がせまってきました。
がんばろー!
それでは明日もできるかぎり他の歯科HPにはないような情報をお伝えしたいと思います。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。