患者様から受ける質問特集:その13
9/27(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『患者様から受ける質問特集:その13』になります。
今日の質問の回答は長くなりますので、今回と次回の2回に分けて解説します。
質問18
歯周病で抜歯したところにインプラントを考えているのですが、
インプラント治療を行うと、もともとあった天然歯と同じような状態にまで回復できますか?
噛んだ感じは、天然歯と同じでしょうか?
また、審美的には、どうでしょうか?
回答18
インプラントは、義歯(入れ歯)とは違い、固定式ですので、違和感がなく
快適なものです。
今まで義歯(入れ歯)をされていた方で、入れ歯(義歯)の違和感等があり、
どうしても装着できなかった方が インプラント治療後には、
『何でもよく噛める』
『入れ歯のように違和感がない』
『何年ぶりかに食事がおいしく食べられた』
…等
喜んでいただけています。
しかし、非常に少数ですが、インプラント治療後に以下のような意見もあります。
一番多い意見から順番に記載しますと、
『しゃべりづらい』
『歯が長く見える』
『歯と歯の間に隙間がある』
…等です。
この理由について順次解説します。
1.『インプラント治療後しゃべりづらい…』
長い治療期間の後、ようやく型を取り、
インプラントを応用した固定式の仮歯や
セラミック等の被せ物を装着する段階の話になります。
患者様も『これでようやく噛める!』
…と期待がいっぱいです。
しかし、固定式の仮歯 や セラミック等の被せ物を行った時に
『しゃべりづらい…』
と感じることが 非常に稀なケースですが、あります。
それでは、なぜこのようなことが起ったのかと言いますと…
歯周病や
歯根破折、
歯が欠損のまま放置していた
等により 骨の吸収が大きかったことが原因です。
このようなことは、
上顎で、総義歯のように 歯がほとんどない方に
インプラント治療を行った場合に起る可能性があります。
欠損が多い方の場合、暫く歯がない状態でいると、骨が吸収してきます。
骨の吸収は、必ず頬側(外側)から起ります。
そのため、歯列が小さくなります。(顎の形が小さくなるということです)
分かりづらいですが、歯を噛む面から見ると、歯は馬蹄形のように“U字型”に並んでいます。
つまり、顎の骨の形が“U字型”ということです。
骨吸収を起こすと この“U字型”が小さくなります。
これが、歯列が小さくなるということです。
このことについての詳細は、以下を参考にして下さい。
・ 歯がないと顎の骨はどんどんと痩せる
歯列(顎の形)が小さくなった状態で、インプラントを行い、最終的に被せ物を装着すると、元々あった歯列より小さい(狭い)状態になります。
その結果、舌を動かす範囲が狭くなり、
『発音がしづらい』、
『舌が動かしづらい』、
『違和感がある』
といったことが起ることがあります。
義歯(入れ歯)を経験されたことがある方は分かるかと思いますが、
初めて義歯をされた時には、かなりの違和感があります。
突然口腔内に異物が入る『違和感』です。
そのため、骨吸収が起こり、歯列が小さくなった状態でインプラントを行うと『違和感』が起るのです。
しかし、これは、時間の経過とともに改善されます。
なれるまで若干時間がかかるのです。
次回のブログは9/30(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『歯が長く見える』、『歯と歯の間に隙間がある』になります。
今週のインプラント手術報告はお休みです。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医
神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 、 サイナスリフト、 審美インプラント等の難症例も行います。
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