2016年7月28日のインプラント症例ブログ
2016年7月28日(木曜日)です。
このブログは「大船駅北口歯科 インプラント症例専門サイト」です。
始めに求人募集です。
歯科医師(非常勤)募集
勤務曜日:土曜日
歯科衛生士(非常勤)募集
勤務曜日:火曜日、水曜日、金曜日、土曜日、日曜日
のうち 半日〜可能
メール(info@sugiyama-d.sakura.ne.jp) もしくは、
電話(045-891-3334)でご連絡下さい。
求人の詳細は以下をご覧下さい。
非常勤歯科衛生士(パート/アルバイト)募集サイト
本日ご紹介する症例は、1本のみインプラントを埋入したケースです。
いつもご紹介するような
何本ものインプラントを埋入したりするような症例ではありません。
しかし、
骨吸収が大きかったことと
抜歯となった理由が非常によくあるケースでしたのでご紹介します。
それでは早速症例を見てみましょう!
以下が初診時です。
下顎左側の一番奥歯が腫れているとのことで来院されました。
腫れた状態がかなり長くあったそうです。
しかし、腫れた時に薬を服用したりすると すぐ治るので
そのまま放置してしまったとのことです。
この悪い状態を放置したことが、大きな問題となるのです!
この歯は、歯根破折 していました。
神経のない歯についてはこのブログでもよく紹介してきました。
始めてこのブログを読まれる方のために
簡単に神経のない歯について解説します。
神経のない歯は もろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に ” 木 ” に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした 木 はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木 は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。
本当に神経のない歯は、リスクが高いです。
それでは、本日の症例に戻りましょう。
下顎左側の一番奥は、歯根破折 していたため、抜歯となりました。
以下は抜歯後です。
ここで大きな問題がありました。
歯根破折 を長期間放置してしまったために
骨吸収が起こってしまったのです。
しかも かなりの骨吸収です。
歯根破折は、自覚症状がないことが多いため、
患者さんご自身も抜歯に抵抗がある方が多いです。
そのため、歯根破折した状態のまま、
期間が経過していることがあります。
できれば 歯根破折した場合には、
痛みや腫れがなくても早期に抜歯することが望ましいです。
抜歯時期が遅れれば遅れるほど状況は悪化していきます。
痛みや腫れがあることと
病状の進行は違うのです。
それでは、いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
かなりの骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
本来であれば、腫れた時に きちんと検査し、
歯根破折 と判断された場合には、早急に抜歯すれば、
このような骨吸収は起こらなかったのです。
現状ではインプラントを埋め込むことはできません。
また、骨吸収以外にもインプラントを埋め込むことを困難にさせていることがありました。
それは、下顎神経の存在です。
骨吸収と下顎神経の存在から
インプラント治療が難しい状態になっていました。
そのため、まず骨を回復(再生)させるための治療を行なうことにしました。
GBR法(骨増大法) です。
こうした骨再生の話しを聞くと
「なんだ 骨吸収があってもGBR法を行なえば、インプラントはできるんだ!」
と思われるかもしれません。
しかし、GBR法(骨増大法) は、それなりに大変な治療です。
若干骨吸収がある程度であれば、GBR法(骨増大法) もさほど大変ではありませんが、
今回の症例のように骨吸収があまりにも大きい場合には、非常に大変な治療となります。
大変というのは、
治療後に腫れたり、
痛みを伴ったり、
治療期間が長くかかったり、
治療費がかかる
ということです。
また、GBR法(骨増大法) を行なったからといって 骨が元通りに回復するわけではありません。
GBR法(骨再生治療)には限界 があるのです。
今回のケースの場合には、GBR法(骨増大法) を行なわないとインプラント治療はできませんので、治療を開始しました。
以下は、GBR法(骨増大法) 中の状態です。
そして、骨の回復(再生)を待ち、
インプラントを埋入しました。
以下は、被せ物を装着し、治療が終了した状態です。
治療前の骨吸収の状態を赤線、
治療後の状態を緑線であらわします。
骨の回復(再生)が行なわれたことが分かります。
先にも記載しましたように骨吸収が大きいと大変なのです。
今回の治療期間は、以下のようになりました。
1.抜歯後約3ヶ月待つ(抜歯部が治るまで)
2.GBR法(骨増大法)を行ない、骨が再生するまで約3ヶ月待つ
3.インプラントを埋入し、骨とくっつくまで さらに 約2〜3ヶ月待つ
その後型を取ります。
使用したインプラントは、ストローマンインプラント(ITIインプラント) です。
治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。
インプラント 1本 160.000円(消費税別)
被せ物(白い歯) 1歯分 100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、 1歯分 90.000円(消費税別)になります。
インプラントの土台(アバットメント)は、1装置50.000円(消費税別)になります。
インプラントモニターの詳細は、以下をご覧下さい。
インプラントモニターは期間限定で行なっている制度です。
モニター終了後は通常料金となりますので、
ご希望される方は、お早めに受けられて下さい。
治療費は現時点での費用であり、今後変更になる可能性があります。
当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法) 、
OAM(大口式)インプラントシステム 、
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合) 、
ソケットリフト法 の費用が含まれています。
このブログが始まって以来 毎週木曜日にアップしていましたが、
現在 毎週 大学病院で外来診療と講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週木曜日にアップしたいと考えております。
インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
インプラントモニター制度(手術費用から20%割引)
今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。
最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで4万円かかっていた費用を無料にしました。(インプラント2本以上同時に埋入の方のみ)
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。
インプラント無料相談
現在インプラント無料相談を受け付けています。
詳細は以下をご覧になって下さい。
インプラント無料相談
・ メール無料相談は こちらをクリック
歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
さい。
基本的に、当日に回答させていただきます。
・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。
・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。
大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医
神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 、 サイナスリフト、 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例、 無料相談コーナーもあります。