歯周病に気をつけよう!
7/30(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『インプラントと歯周病の関係』になります。
前回のブログでは、歯がなくなる原因として多いのが歯周病であることをお話しました。
そして、インプラントを行う際に、歯周病の状態で行うと インプラント自体にも歯周病細菌が感染してしまうことを解説しました。
インプラントも歯周病になってしまうのですね。
インプラント治療を受けられる場合には、必ず歯周病の検査を受けられることが重要です。
インプラント治療は、治療期間もかかり、治療費もかかります。
そのため、せっかくインプラント治療を行っても 他の歯が歯周病でダメになれば、
また、歯がない部分ができてしまいます。
埋込んだインプラント自体も歯周病(インプラント周囲炎 でダメになってしまうこともあります。
毎日の臨床の中では、こうしたインプラントが歯周病のような状態(インプラント周囲炎 )になっていることを経験します。
インプラント周囲に汚れが付着していたり、他の天然歯が歯周病であった場合にインプラント周囲炎 は起ります。
もちろん毎日のブラッシングを完璧に行っていれば、問題は起ることはありません。
しかし、全ての人が完璧に歯ブラシができるわけではありません。
そのため、定期的にインプラント自体に問題が起っていないかどうかを検査することが必要です。
特に歯を失った原因が歯周病 であった場合には、注意が必要です。
インプラント治療を行う際に、私達歯科医師が最も注意が必要な患者様です。
逆に もともと 歯周病のリスクが低い方は、さほど心配がありません。
実際の臨床でもインプラント周囲に多少の汚れが付着していても、
インプラント周囲に腫れや出血もまったくないことも経験します。
しかし、これは、歯ブラシを行わなくても良い という話ではありません。
先程インプラントに問題が起らないためには、定期的検査(メインテナンス) を受けることが重要であることを書きました。
定期的にきちんと定期的検査(メインテナンス) を受けていれば、もし、インプラント周囲炎 になっても 早期に発見できます。
早い段階でインプラント周囲炎 が発見できれば、十分治療も可能です。
しかし、進行したインプラント周囲炎 の場合には、治療が難しくなってしまいます。
治療が難しいということは、インプラントを摘出(ダメ)する必要性があります。
定期的検査(メインテナンス) の期間には、個人差があります。
1年に1回程度で十分問題ない患者様もいらっしゃいますし、
3ヶ月に1回程度は必要な患者様もいらっしゃいます。
もともとの歯周病の状態にもよりますし、
患者様自身の歯ブラシの程度にもよります。
でもこの定期的検査(メインテナンス) が難しいのです。
多くの方は、きちんと定期的検査(メインテナンス) を受けられています。
しかし、インプラント治療後、1回も来院されない患者様もいらっしゃるのも現状です。
もともとのリスクが低い方は、心配ないのですが、
歯周病 や 噛み合わせに問題のある方は、はやり心配です。
根本的に考えなければいけないのが、
インプラント治療をご希望されていると いうことは、
歯がない ということです。
歯が欠損しているということは、なにかの理由があって 歯がダメになった ということです。
その理由の一つが、歯ブラシの不足(できていない)です。
(もちろん他にも理由はいっぱいありますが…)
1度 歯がダメになると治療 等 結構大変なことがいっぱいあります。
そのため、治療後には、再度ダメにならないようにすることが重要なのです。
次回のブログは、インプラント治療の際に注意しなければならない 他の理由について解説します。
次回のブログは8/3(月曜日)になります。
今週(7/28〜29)のインプラント手術報告
今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。
昨日インプラントの埋入を行った患者様は、今回が始めてのインプラントではありません。
通算3回目のインプラントです。
初診時では、上下顎左右の奥歯がほとんど欠損していました。
今まで 何度か 義歯(入れ歯)を使用しましたが、痛かったり、違和感が強かったりして、
ほとんど使用できませんでした。
そのため、固定式のインプラント治療をご希望されて来院されたのです。
しかし、欠損数も多かったので、一度にインプラント治療を行うのには、
不安があり、段階的にインプラント治療を行いたい というご希望がありました。
今回ご紹介する患者様のように 欠損歯数は多いが、
始めてインプラント治療をご希望される場合であったり、
ご不安があったり、
費用的に問題があったり
する場合には、一度に全ての治療を行う必要性はありません。
まず、現在一番困っている部分のみに インプラントを埋込み
他の欠損部位は、今後考えていくことも一つの方法です。
ただし、そのためには、きちんとした治療計画が必要です。
単に歯がない部分に順番にインプラント治療を行うだけですと
問題を生じる可能性もでてきます。
残っている歯の将来性であったり、噛み合わせの問題であったり、
全体的なことを考えた上で 治療計画を立てることが大切です。
さて、話は、今回の症例に戻りますが、患者様は、以前に2回のインプラント治療が終了している方です。
右側の上下顎臼歯部は、すでにインプラント治療が終了していますので、
右側で問題なく食事ができる状態になっています。
このように左右とも噛めないような場合には、どちらか一方を先に噛める状態にすることも
有効な治療方法です。
使用したインプラントは、 ストローマンインプラント(ITIインプラント)が1本です。
長期的に歯がなかったために 骨の吸収は非常に大きく、インプラントを埋込むと同時にGBR法(骨増大法) が必要なケースでした。
手術時間は、麻酔を除いて約10分程度でした。
今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取ります。
治療費
インプラントが1本21万円(税込)です。
この中には、検査費用、治療中のレントゲン撮影や薬代、GBR法、、2次手術費用、土台(アバットメント)の費用、仮歯の費用 も全て含まれています。
8/12(水)〜8/17(月)は、夏期休診になります
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医
神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 、 サイナスリフト、 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例、 無料相談コーナーもあります。