最新インプラント症例:169回目
2012年11月8日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『169回目のインプラント症例』になります。
このインプラント症例ブログで良くアップするケースとして、
重度歯周病で抜歯した後のインプラント治療、
神経がない歯が折れた(歯根破折)後のインプラント治療、
骨吸収が高度に起こっている場合のインプラント治療
といった症例をアップすることが多いです。
本日アップするケースは、そうした治療内容が難しい症例ではありません。
治療方針に悩んだ症例と言えます。
さっそく初診時のレントゲンから見てみましょう!
下顎の左側の奥歯が欠損しているために来院されました。
患者様は欠損部にインプラント治療をご希望されていました。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
かなりの骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
さらに わかりやすくするために、
骨吸収部位を赤色で表示します。
骨吸収が本当に大きいことが分かります。
骨吸収以外にも問題があります。
欠損部手前の歯が斜めになっているのです。
これが欠損部にインプラント治療を行うのに問題となっています。
もし、現状のまま 欠損部にインプラント治療を行うと
手前の歯が斜めに傾斜しているため
インプラントを埋め込むための位置が限定されてしまいます。
以下のようになってしまうのです。
もし、インプラントを埋入した部位の手前に
隙間(欠損部)ができる場合には、
カンチレバー という方法で欠損部をどうにかする方法はあります。
(欠損部(隙間)に歯(被せ物)を1歯分延長させる方法)
しかし、やはりこのままの状態で単に欠損部にインプラントを埋め込むことは
問題が起こります。
骨吸収が大きく起こっているのでインプラント治療自体が難しくなります。
また、欠損部手前の歯が
神経がないことも将来的な不安を残すことになります。
以下の赤丸(●)が神経がない歯です。
欠損部手前の歯は、
神経がないこと、
歯が斜めになっていること
を考えると将来的に歯根破折 を起こしてもおかしくない歯です。
もし、欠損部手前の歯を抜歯しないで 奥にインプラント治療を行った後で
手前の天然歯がダメになった場合には
新たに追加のインプラント治療が必要になります。
患者様には 上記のような説明を行いました。
つまり、
1.欠損部手前の歯を残して奥のみにインプラント治療を行うか?
2.欠損部の手前の歯を抜歯してインプラント治療を行うか?
です。
最終的には、患者様のご希望もあり、
欠損部手前の歯は抜歯となりました。
以下は抜歯後です。
最終的なインプラントの治療計画は、以下のようになります。
最終的なインプラント治療計画の利点は以下のようになります。
1.最終的なインプラントの本数を少なくできる
(トータル治療費の削減)
2.適切な位置にインプラント埋入が可能
3.骨吸収の起こっている部位を避けることが可能
(治療の大変さを最小限にできる)
以下は治療終了後です。
どちらの治療方法が良いということではありません。
将来的にどのようになるのか?
治療費は?
治療の難易度は?
治療期間は?
等、それぞれの治療の利点、欠点を十分にご理解して選択していただくことになります。
そのため、当医院ではインプラント治療をご希望される方に対して
患者様に合わせた治療計画書(A4 30ページ程度の計画書)をお渡ししています。
インプラント治療は、単に歯が欠損している部位に
インプラントを埋め込めば良いわけではありません。
将来性的なリスクや
口腔内の状態(歯周病、噛み合わせ…等)、
治療費、
治療期間
等をきちんとご理解してからお決めになっていただくことが重要です。
本日の症例で使用したインプラントはストローマンインプラント(ITIインプラント) です。
治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。
インプラント 168.000円(消費税込)×2本
被せ物(白い歯) 105.000円(消費税込)〜 ×3歯分
合計 651.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になりますので、
合計 556.500円(消費税込)
になります。
当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法) 、
OAM(大口式)インプラントシステム 、
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合) 、
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。
次回のインプラント症例ブログは11/15(木)となります。
インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
インプラントモニター(手術費用20%割引)
今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。
最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。
インプラント無料相談
現在インプラント無料相談を受け付けています。
詳細は以下をご覧になって下さい。
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オリコン歯科医院ランキング2012年度版発表!
オリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の2012年度版が
公表されました。
オリコンは、音楽以外でもさまざまな分野でアンケート調査を元にしてランキングを発表しています。
当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
ランキングされた多くの歯科医院は、大学病院 や 規模の大きい歯科医院ばかりでしたので、当医院のような小規模の個人歯科医院が選出されることはとても喜ばしいことです。
今後も多くの患者様に支持されるよう スタッフともどもがんばってきたいと思います。
ランキングの詳細は、以下をクリックして下さい。
オリコン2012年 インプラント治療前のケア・説明部門: 7位
オリコン2012年 インプラント治療の丁寧さ部門: 10位
オリコン2012年 インプラント治療結果部門: 8位
オリコン2012年 治療プランの充実度部門: 10位
オリコン2012年 治療後のアフターケア・保障制度の充実度部門: 6位
・ メール無料相談は こちらをクリック
歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
さい。
基本的に、当日に回答させていただきます。
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休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。
大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医
神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 、 サイナスリフト、 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例、 無料相談コーナーもあります。