最新インプラント症例:134回目
3/22(木曜日)です。
普段は木曜日は休診日ですが、
今日は、一昨日が祝日であったために 診療となります。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『134回目のインプラント症例』になります。
本日の症例は、骨増大治療(GBR法)を行なったケースです。
インプラント治療をご希望されて来院される患者様の中には、
悪い状態を長く放置してしまった結果、
インプラント治療を困難にしてしまうことがあります。
具体的には
歯周病 、
歯根破折 、
歯が欠損したままの状態で長期間経過した
等があります。
歯周病は、病状が進行すると 歯を支えている骨が吸収する 病気です。
支えている骨の吸収が進行すると 歯がグラグラ してきて 抜けてしまいます。
もちろん、歯周病が進行しないうちに 適切に治療を行えば、
歯周病の進行を停止させることが可能です。
歯周病の治療とは、
ルートプレーニング 、
フラップ オペレーション 、
GTR法 、
エムドゲイン法
といった治療です。
しかし、こうした治療にも限界があります。
あまりにも骨吸収が進行してしまった場合には、
私のような歯周病専門医 であっても治すことは不可能です。
抜歯になります。
全ての歯周病を治すこはできないのです。
しかし、患者様にとって抜歯は可能なかぎり避けたいものです。
そのため、完全に抜歯しか方法がない状態でも 抜歯をご希望されない方は、
多くいらっしゃいます。
これが、大きな問題なのです。
こうしたことを患者様に 以下のように 他の例でご説明することがあります。
お腹が痛くて内科を受診したとします。
診査の結果、病名が ガン(癌)と診断されたとします。
しかも、ガンは、かなり進行していたのです。
もっと早い段階でガンが発見されていれば、
抗ガン剤 や 放射線治療で治ることが可能だったのですが、
ガンが進行してしまっている現状では、
ガンの部分を切除するしか治療方法はなかったとします。
もし、切除しないと ガンは、他の臓器にも転移してしまうからです。
ガンが転移した結果、生死にも関わってくるのです。
そのため、外科処置によってガンを切除する方法を選択するのです。
歯周病も同じです。
歯周病は感染症 ですので、治療を行っても治らない歯を放置すると
必ず 他の歯に感染してしまいます。
つまり、さらに多くの歯を失ってしまうのです。
歯周病は、感染症 であることをしっかりと認識することが
歯周病治療を行うための第一歩なのです。
しかし、100%治療ができない歯であっても
どうしても抜歯を希望されない方がいらっしゃいます。
その結果、さらに多くの歯を失うことになるだけでなく、
骨吸収が進行することにより、
歯が抜け落ちた後の治療が困難(不可能)になってしまうことが多いのです。
歯根破折でも同様のことが起こります。
骨吸収の進行は、抜歯後のインプラント治療において
重要な問題なのです。
本日ご紹介する症例も
骨吸収を長期に渡り放置してしまった結果、
インプラント治療を困難にしたケースです。
前置きが長くなりましたが 今日の症例を見てみましょう!
以下は初診時です。
下顎左側の奥歯の被せ物が取れてしまったが、そのまま放置してしまい、
骨吸収が起こってしまっています。
いつもこのブログを読まれている方は、もうご存知のことと思いますが、
骨吸収を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
手前の歯も歯根破折しています。
これらの歯は、当然抜歯となります。
抜歯が遅すぎた状態です。
抜歯後、約3ヶ月待ちインプラント治療の開始となります。
骨吸収が大きいため、一番奥の部分ではインプラントをそのまま埋入することは不可能です。
インプラント埋入と同時に骨の増大治療が必要となります。
骨増大治療法とは、GBR法 のことです。
確かにGBR法 を行なえば、骨の増大が可能となります。
当院を受診される患者様の中にも
「骨吸収していてもGBR法を行なえば、大丈夫だろう!」
というような 考えを持ち来院される方も多くいらっしゃいます。
しかし、GBR法 は魔法の治療ではありません。
GBR法(骨再生治療)には限界 があるのです。
また、こうした治療を行なうと
治療後の腫れが起こる確立も高くなります。
もちろんGBR法 を行なえば、必ず腫れるわけではありません。
骨吸収が大きければ、大きい程GBR法 も複雑になりますので、
腫れたり、痛みを伴ったりする確立が高くなります。
そのため、できるかぎり骨吸収を少なくすることが
治療後の大変さを 少なくすることになります。
痛かったり、腫れたりすることは もちろん嫌ですよね。
以下がインプラント治療計画です。
一番奥の部分のインプラント周囲には、ほとんど骨が存在しないことが分かります。
以下がインプラント手術後の状態です。
インプラント周囲に骨ができるまで暫く待ちます。
約3ヶ月です。
以下は、インプラント治療が終了した後のレントゲンです。
骨吸収が起こらないうちに抜歯することが大切なのです。
治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。
インプラント 1本 168.000円(消費税込)
被せ物(白い歯) 1歯 105.000円(消費税込)〜
になります。
1歯分の合計で273.000円(消費税込)になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になりますので
1歯分の合計で241.500円(消費税込)になります。
GBR法 の費用も含まれています。
当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法) 、
OAM(大口式)インプラントシステム 、
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合) 、
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。
次回のインプラント症例ブログは、3/29(木)になります。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医
神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 、 サイナスリフト、 審美インプラント等の難症例も行います。
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