なぜ 金属の詰め物は 取れるのか?:虫歯治療で行う 金属治療 の問題点!:その2
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今日のテーマは、『なぜ 金属の詰め物は 取れるのか?:虫歯治療で行う 金属治療 の問題点!:その2』になります。
 前回から始まったこのテーマですが、
 前回のブログを読まれていない方は、是非 その1のブログをご覧になって下さい。
なぜ 金属の詰め物は 取れるのか?:虫歯治療で行う 金属治療 の問題点!:その1
本日は前回の続きからです。
 以下では、金属製の詰め物の脱落過程の一つを図説します。
 図1は歯の基本的な構造で
 図2は虫歯になった状態です。
 むし歯になっている部分を削りとることで、感染をこれ以上進まないようにします。
 
 図3は、虫歯を取り除き、詰め物を装着するための穴を削った状態です。
 穴に金属製の詰め物を行うため、便宜上 下図のような四角い形に削ることが
 必要になるのです。
 従来の金属製の詰め物の治療は、セメントという材料を歯と金属の隙間に介在させて外れないようにする必要性がセメントは接着力がないので、詰め物が外れないようにするためには歯を「はめ込み型」に削る必要がありました。
 図4は、型を取り、後日 削った穴に 
 金属の詰め物を装着している状態です。
 
 図5は、金属製の詰め物をセメントでつけたところです。
 (合着:従来の治療方法)
 この治療法は、金属製の詰め物をセメントという泥のようなもので動かないように固めた状態です。
 金属製の詰め物の周囲のオレンジ色が歯 と 金属 の隙間に詰めたセメントとお考え下さい。
 金属と歯では構造、性質とにも大きく違うため、さまざまな問題が起こります。
 その一つが「熱膨張係数の違い」です。
 
 金属は熱膨張係数が大きいので、膨張 収縮を繰り返します。
 図7、図8
 
 図 9:金属が 膨張 収縮を繰り返すことでセメントが崩壊し、
     セメントが溶け出し、隙間ができる。
    (セメントが砕けて、口腔内に流失する)
 図10:隙間に ばい菌(虫歯菌)が入り込む。
 
 図11 詰め物の中ではばい菌が増え、虫歯になってしまう。
     金属製の詰め物の下では虫歯菌が増殖する。
 図12 ついに 詰め物が取れてしまう。
 
 本日のブログはこれで終了です。
 次回もこの続きになります。
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 今年の4月から毎週 大学で講義を行うことになったため、
 ブログの更新が不規則になると思います。
 毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
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