掌蹠膿疱症 と 歯周病

2020年11月23日(月曜日)です。
このブログは「大船駅北口歯科  歯周病専門サイト」です。
今日のテーマは、
『掌蹠膿疱症 と 歯周病』になります。

掌蹠膿疱症とはどんな病気か?
「 掌蹠膿疱症 」という漢字を見ても
読めない方の方が多いのではないでしょうか?
掌蹠膿疱症の読み方は、
「しょうせきのうほうしょう」
と言います。
は、「てのひら」です。
は、「あしのうら」です。
膿疱は、「液体が袋状に溜まる」病態のことです。
つまり、
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)は、
手のひら や あしのうら に液体が溜まっている状態です。
嚢胞は無菌性ですので、人にうつることはありません。
掌蹠膿疱症は、
悪くなったり、
良くなったりを 慢性的に繰り返すことが多いです。
男女比では、
男性より 女性の方が2〜3倍多く認められるという報告があります。
原因
掌蹠膿疱症のはっきりとした原因は分かっていません。
しかし、以下のことが増悪因子として考えられています。
扁桃腺炎、
副鼻腔炎、
虫歯、
歯周病
等のある方に掌蹠膿疱症が認められることが多いことから
それらの菌に対する生態反応と考えられています。
喫煙による
咽頭炎の生態反応 や
ニコチンが掌蹠膿疱症を悪化させるという報告もあります。
歯科治療による金属がある方に多く認められることから
金属に対するアレルギー反応。
私自身歯科医師ですので、
口腔内金属を撤去することで掌蹠膿疱症が改善したことを多く経験しています。
他にも「ストレス」 や 「薬剤」 の影響も言われています。
治療
なにが原因かを正確に判断することは難しいため、
原因と考えらることを排除しながら皮膚のケアを行うことになります。
皮膚への対処は、皮膚科医にご相談されて下さい。
皮膚科での治療によっても改善がない場合には、
口腔内金属の撤去 や
歯周病治療、虫歯治療を並行して行うことで改善する可能性もあります。
このシリーズは、
歯周病 と 全身疾患というテーマで解説していますが、
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)という
皮膚疾患も歯周病と関連している可能性があるのです。
来週も
歯周病 と 全身疾患との関連性についてです。

クリックでの応援よろしくお願い致します
メール無料相談は こちらをクリック                          歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下さい。基本的に、当日に回答させていただきます。
インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。
インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。
大船駅北口歯科サイトは、以下をクリック
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科