歯を磨かないと歯周病になるのか?
2020年12月28日(月曜日)です。
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このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。
2020年最後のテーマは、
『歯を磨かないと歯周病になるのか?』になります。
という話です。
歯周病は、歯周病細菌よる感染症であることは、
このブログでよく解説する話です。
歯周病細菌は、生まれたばかりの子供の口腔内には存在しません。
人から人へと感染していきます。
現在の新型コロナウイルス感染症(COVID 19)と同じ感染症です。
それでは、
歯周病細菌はどこにいるのでしょうか?
誰から移るのでしょうか?
歯周病細菌は人の口腔内に存在しています。
しかし、
歯周病細菌の種類や数は人によって大きく変わります。
悪性度の高い歯周病細菌が感染している場合には、
歯周病が悪化しやすい傾向が高いです。
悪性度の高い歯周病細菌の代表的なのが
ポルフィロモナス・ジンジバリス(Pg菌)です。
Pg菌の感染が起こり、
またその量(数)が多い場合には、
歯周病となってしまう可能性が高くなります。
またもっと詳細な話にはなりますが、
ポルフィロモナス・ジンジバリス(Pg菌)にも
様々なタイプがあります。
現在わかっていることは、
ポルフィロモナス・ジンジバリス(Pg菌)の中でも
Pg菌 タイプ2が最も悪性度が高いとされています。
こうしたPg菌 タイプ2に感染していた場合には、
歯周病が悪化する可能性が非常に高くなります。
別の言い方をすれば、
悪性度の高い歯周病細菌に感染していない人は、
歯周病になりにくいのです。
歯周病専門医であれば知らない人はいないというくらい有名な研究があります。
スリランカの紅茶農民を対象として、
歯周病の状態を15年にわたり長期的に観察した研究です。
研究に参加した方達は、
歯磨きをまったくしない民族でした。
この方達が生活する地域には、
歯科医院は存在せず、
歯石を除去することも一切ない環境でした。
つまり、
歯を磨かないと歯周病になるのか?
という研究と言ってもいいでしょう。
多くの方は、
「歯を磨かないと歯周病になってしまう」
と思われているでしょう。
本当でしょうか?
この研究の結果です。
ほとんどの方に歯石が付着していました。
そして約80%の人達は、歯周病が進行していました。
また約10%の人達は、急速に歯周病が進行しており、
若くして多くの歯を失っていました。
しかし、注目すべきことは、
約10%の人達は、歯周病に問題がなかったのです。
歯を磨かないという同じ生活習慣、
歯科医院も存在しないので、歯石除去等の歯科治療も経験していません。
またおそらく食生活等のライフスタイルも大きく変わっていることはないことが想像されます。
しかし、
歯周病の進行は、全く違ったのです。
歯周病の進行には、
歯周病細菌の質が大きく関わってきます。
歯周病がご心配な方は、
悪性度の高い歯周病細菌の有無や量を調べることができます。
歯周病細菌遺伝子(DNA)検査 リアルタイムPCR法です。
この詳細は、以下を参考にして下さい。
歯周病細菌遺伝子(DNA)検査 リアルタイムPCR法
来年も歯周病情報をアップしていきます。
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