インプラント と セラミック：どこまで治療を行う必要性があるのか？
２０２１年 １月２５日（月曜日）です。
このブログは「大船駅北口歯科 オールセラミック/ジルコニア/金属アレルギー専門サイト」です。
本日は、前回と同様に
インプラント と セラミック
について解説します。
欠損がある場合、
どこまで治療するかは非常に大きな問題です。
そうしたことを症例を見ながら解説していきましょう。
右下の奥歯が欠損している患者様です。
以下が治療前です。
下顎の噛む面から撮影した状態です。
下顎右側の奥歯が２歯欠損しています。
患者様は、
お口を開けた時に
歯がないのが見えることが気になるとのことでした。
こうした場合の治療方法として、
まず義歯（入れ歯）が考えられます。
義歯は、取り外し式にはなりますが、
この後に説明しますブリッジのように
歯を削ることはありません。
治療期間も短いです。
型を取り、
約１週〜２週間後に義歯が完成です。
小さい義歯であれば、
通常治療回数は、２回です。
保険も適応されますので、
今回のケースでは、
保険３割負担の方の場合、
おおよそ５千円程度です。
ただし、
取り外し式であることと
義歯の違和感があるため、
ご希望されない方が多いです。
次にブリッジです。
ブリッジは義歯（入れ歯）と違い、
固定式です。
義歯のような違和感はありません。
しかし、
最大の欠点として、
今回のケースでは、欠損部の前後の歯を大きく削ることが必要になります。
これは非常に大きな欠点です。
出来るかぎり歯は削らない方がいいです。
もう一つの治療方法は、
インプラントです。
インプラント治療は、
義歯のように取り外し式ではありません。
義歯のような違和感もありません。
ブリッジのように歯を削ることも必要ありません。
硬い物でもしっかりと噛めます。
インプラント治療の欠点として、
インプラントを埋め込むための治療が必要であることと
他の治療と比較すると治療期間がかかります。
保険が適応されませんので、
治療費がかかってしまいます。
それぞれの治療方法について患者様に説明させていただいたところ
インプラント治療をご希望されました。
しかし、治療費が高額になるため、
２本のインプラント治療は難しいとのことでしたので、
１本のみ治療を行うことにしました。
治療前と治療後を比較してみましょう。
治療前
治療後
患者様は、口を開けた時に
歯がない状態ではないことに喜ばれていました。
患者様のご希望がありましたら
今後奥の欠損部にもインプラント治療を追加して行うことも可能です。
来週の月曜日もオールセラミックのケースをご紹介します。
治療費
オールセラミック（e.max エンプレス 等）
１歯 ５５.０００円（消費税込）：天然歯
ジルコニアオールセラミック
１歯 ８８.０００円（消費税込）：天然歯
インプラントの治療費については、
以下を参考にして下さい。
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