オールセラミク（e.max）によるブリッジ
２０２１年 ２月１５日（月曜日）です。
このブログは「大船駅北口歯科 オールセラミック/ジルコニア/金属アレルギー専門サイト」です。
本日のケースは、
オールセラミク（e.max）によるブリッジです。
まず治療前の状態から見ていきましょう。
上顎の歯を噛む面からみた状態です。
上顎左側に欠損部があります。
こうした場合の治療には、以下の３つの方法が考えられます。
１．義歯（入れ歯）です。
入れ歯は、型を取るだけの治療ですので比較的簡単です。
この後にあります、ブリッジと違い、
歯を削ることはありません。
しかし、取り外し式です。
個人差は大きいですが、
入れ歯は、非常に強い違和感を感じる方もいらっしゃいます。
また、取り外し式のため、
面倒と感じられる方も多いです。
また保険診療の範囲での義歯（入れ歯）は、
義歯を固定するための金属製のバネがつきます。
これも審美的に問題が起こりますので、
患者様にとっては、
とても嫌がります。
２．ブリッジです。
ブリッジは、先ほどの義歯とは違い、固定式です。
違和感も圧倒的に少ないですし、
取り外し式ではありません。
ブリッジの最大の欠点として、
歯を削ることが必要になります。
この歯を削ることがブリッジの非常に大きな欠点です。
３．インプラント治療です。
インプラントは、義歯とは違い、取り外し式ではありません。
ブリッジのように歯を削ることもありません。
非常に良い治療と言えます。
インプラント治療の欠点として、
インプラントを埋め込む治療（手術）が必要になることと
保険が適応されないことがあります。
当医院では、インプラント治療を選択される方が多いですが、
今症例では、
患者様にそれぞれの治療の利点、欠点を十分にご説明させていただいた上で
ブリッジを選択されました。
そこで大切なことは、
神経のある歯ですので、
神経を取らないように治療を行うことです。
これは非常に大きなポイントです。
患者様は、金属を一切使用しないオールセラミク治療をご希望されました。
オールセラミックは、ある程度の厚みが必要です。
あまり薄いと割れてしまうからです。
そのため、約１ミリ程度のセラミックの厚みが必要になります。
厚みをもっととれば
セラミックの強度は増しますが、
歯を大きく削ることが必要になります。
このようなポイントを抑えながら
治療を行うことが大切です。
次に問題となるのが
オールセラミックの材質です。
現在このような部位で
オールセラミックを使用する際には、
ジルコニアという素材を使用することが多いです。
ジルコニアは、
オールセラミックの中でも強度が高いので
破損するリスクは軽減されます。
しかし、
コストは多少高くなります。
患者様は、コストを抑えたいとのご希望もありましたので、
e.maxという素材を使用した
オールセラミックブリッジを行うことにしました。
e.maxであれば、
１歯 ５５,０００円（消費税込）です。
ブリッジは、３歯分ですので
合計で １６５,０００円（消費税込）となります。
以下が治療後です。
来週もオールセラミック治療をアップしたいと思います。
天然歯治療費
オールセラミック（e.max エンプレス 等）
１歯 ５５.０００円（消費税込）：天然歯
ジルコニアオールセラミック
１歯 ８８.０００円（消費税込）：天然歯
インプラントの治療費については、
以下を参考にして下さい。
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