治療期間の短縮

チタンでできているインプラントを骨の中に埋め込み、骨と結合(オステオインテグレーション)するまで待ちます。

インプラントの術式を簡単に説明すると、チタンでできているインプラントを骨の中に埋め込み、骨と結合(オステオインテグレーション)するまで待ちます。
インプラントと骨との完全な結合後、被せものを作製します。
通常、インプラントと骨との結合が完了する期間は今までは3~6ヶ月(場合によっては1年)かかっていました。
しかし、1999年にI.T.Iから10年以上の研究期間を経て最新のインプラントが開発されました。これはSLAインプラントといわれ、骨との結合期間が非常に短くなっています。
骨との治癒期間は最短で6週間となり、患者さんへの負担も減少しました。
現在もっとも信頼性と治癒期間が短いインプラント、それがI.T.IのSLAインプラントです。
当医院では全ての症例に対し、このSLAインプラントを使用しています。

インプラント表面を電子顕微鏡で見た状態

写真1

写真1はインプラント表面に何も加工していないものです。
一世代前のインプラントです。

写真2

写真2はSLAが開発される前のインプラントです。(TPS表面)骨の細胞が取り込まれやすいように表面に凸凹をつけてあります。

写真3

写真3は最新のインプラント表面です。インプラント表面は粒径250~500μmの研磨剤によりサンドブラスト処理し、さらに酸で処理を行ったものです。TPS表面のものよりさらに骨の細胞との結合がよく、短期間で骨と結合します。