歯周病治療
健康な方と歯周病の方の比較写真
下記には、健康な人と重度歯周病の人の口腔内写真とレントゲン写真がありますが、その前に歯周病の進行程度について簡単に説明したいと思います。
歯周病は、歯周病細菌による感染症です。
歯周病細菌に感染すると 最初は歯肉が腫れてきます。
次に歯ブラシで出血が起ってきます。
出血がある方は すでに歯周病が進行していると思って下さい。
出血がある場合、歯周病が初期から中程度以上に進行している可能性があります。
次に歯肉が退縮してきます。
これは、歯周病細菌により歯を支えている骨が吸収しているからです。
骨が吸収するとそれに伴い、歯肉も退縮するのです。
歯肉が退縮してきたと感じられた方は、すでに骨の吸収が起っている可能性が高いと思って下さい。
この段階では中程度から重度の歯周病になっています。
次に歯がグラグラしてきます。
こうなると歯周病は重度の段階に進んでいます。
場合により抜歯になる可能性が高い状態です。
歯がグラグラしているということは、歯を支えている骨が吸収しているからです。
早急に治療をしないといけません。
健康な方の口腔内写真とレントゲン写真
下の写真は、健康な方の口腔内写真とレントゲン写真 です。
歯肉は、ピンク色であり、歯肉の退縮も起っていません。 歯と歯の間も歯肉で封鎖されており、異常はありません。
歯を支えている骨はしっかりとしています。
歯周病の方の口腔内写真とレントゲン写真
下の写真は、歯周病の方の口腔内写真とレントゲン写真です。
まず、歯肉の退縮が起っていることがわかるかと思います。
これは、骨の吸収が起ったためです。
部分的に黒い歯石も見られます。
骨の吸収が起っているのがわかるかと思います。
健康な方のレントゲン写真と比較して下さい。